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続・瞑想と検索(メカAG)

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今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

続・瞑想と検索(メカAG)

よく瞑想とは自然と(あるいは宇宙意志と!)一体になることだとか言われる。これはようは普段注目してないようなものに注目するということだと思うのだよね。前エントリの検索の話と同じで、普通の状態で物を考えると、どうしても先にヒットしてしまうものがある。それに邪魔されて思考できない領域がある。立ちはだかる壁。向こうがが見えない。その先に思考を進められない。

何らかの方法で壁を取り払うと、同じ方向を見ても、それまで見えなかった物が見えるようになる。いつも通勤で何気なく通っている道端に咲いているタンポポに気づいたりする(笑)。小鳥のさえずり、小川のせせらぎ、肌をなでる風…。

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まあそれはそれで貴重なことなのだけど、せっかく「壁]を取り除く技法を習得したなら、その用途を「自然を感じる」のに限定する必要ないと思うんだよね。実用的な思考に応用してもいいはず。

アルゴリズムを考えるとかシステムを設計するとか、パズル的な要素がある。ひらめきが大事。この方法があったか!と。数学の問題を解くのも同様だし、わからず屋の相手の考えを理解したり説得方法を考える時にも「ひらめき」は大事。

なにも世捨て人のような生活だけに瞑想を使う必要はないわけで。と言うか頭のいい人というのは知ってか知らずか、瞑想と同じことをやってると思うのだよね。だから多くの人が思いつかない方法を思いつける。

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たとえばムカつく相手。普通に思考すると感情が邪魔して、思考(理解)が進まない。考えようとしても腹が立ってきて、相手の理屈を分析できない。

そういう時に瞑想して「心を落ち着かせる」のはいいんだけど、落ち着かせただけじゃな意味ない(と俺は思う)。なんのために落ち着かせるかといえば、やっぱ思考を前に進めるためであり、至高の邪魔をしていた「感情」という壁を取り払うのに成功したなら、その壁の向こうにある相手の思考を分析・理解するのに活用すべき。

あ、「理解」というのは、同意することじゃないよ。相手をやっつけるにも、理解しなければ有効な反撃方法が見つからないわけで(笑)。

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ようするに瞑想という何かしらの脳の状態、思考の技法はある。ただそれは必ずしも静的、平和的、平穏、というものとイコールではないと俺は思う。アクティブで攻撃的な用途に使う瞑想もあっていいはず。それを瞑想と呼ぶかは別として、脳の状態としては同じものだ。

というわけで、どうも「瞑想=静的・平穏・平和主義」とセットになっている東洋神秘主義は、先入観にとらわれている。これは片手落ちであり、欠陥だと思うんだよね。このままだと西洋的なものに負ける(笑)。まあ勝ち負けはともかく、もっと瞑想を実利に有効活用すべき。

心を落ち着かせるというのは、たまたまその方が「壁」が取り除きやすいことが多いからセットで考えられているだけであって、瞑想の本質じゃない。瞑想そのものはニュートラル。むしろアクティブに「瞑想(?)」することで、実用的な思考に役立たせることができる。

関連記事:
「瞑想と検索」 2014年11月05日 『メカAG』
http://mechag.asks.jp/921105.html

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年11月08日時点のものです。

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