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心肺停止になっても『除細動器搭載の無人飛行機(ドローン)』が自動的に飛んでくる時代が来る?!

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心肺停止になっても『除細動器搭載の無人飛行機(ドローン)』が自動的に飛んでくる時代が来る?!

この度、オランダに有る「デルフト工科大学」の大学院生アレック・モモンさんにより、
卒業論文の一環として、『心不全を起こした人の発信情報を受信すると、発信者の携帯電話の電波を頼りに飛び立ち、直ちに自動的に除細動器を運ぶ事が可能なドローン(無人飛行機)』が開発されました。
このドローンは、重さは4kgまでの荷物を、時速100kmで運搬する事が可能です。

開発者 アレック・モモンさんが語る今後の計画とは

アレック・モモンさん曰く、「EU(欧州連合)では、毎年、80万人が心肺停止になり、そのうち、生存率は、わずか8%しかありません。通常、救急車が到着するまでの時間は、約10分程ですが、その間の時間、約4~6分の間に脳死となって死亡してしまう事が多い様です。しかし、このドローンは、12㎢の範囲であれば、1分以内に患者の元へ除細動器を運ぶ事が可能です。これにより、患者の生存率を80%まで上げる事が出来ます。」と語ります。
このドローンには、ウェブカメラと拡声器が搭載されており、緊急時に、医療従事者からの操縦により、現場で何が起こっているか確認が出来るので、患者の近くにいる人に、ドローンに内蔵されている拡声器で質問を行ったり、除細動器の使い方の指示を行う事ができます。
「現在、除細動器の使い方訓練を受けていない人達の20%のみが、正常に除細動器を操作する事が出来ますが、このシステムを導入する事により、正常に除細動器を操作させる事が出来る率を、90%まで上げる事が出来ます。さらに、ドローンの拡声器から、医療従事者が現場に問いかける事によって、現場のパニックを減らす事が出来ます。」とアレック・モモンさんは語ります。

アレック・モモンさんによると、「今後5年間で、この『通信機能を内蔵した、医療補助機器(除細動器など)を運ぶことが出来る、高速かつコンパクトなドローン』のネットワークと、既存の救急医療インフラを構築したい」と語っています。「救われる命の事を考えれば、コストは問題にはなりません。ドローン1機の値段は、約€15,000(約15000ユーロ、約210万円)になります。」との事です。

現在、自律的に飛行できる無人機は、法律的に問題が残っている為、今すぐの本格的な導入は難しい様ですが、日本でも前向きに検討してみても良いシステムではないかと思います。

 

※記事・画像・動画引用先:オランダ・Delft University of Technology(デルフト工科大学)
http://www.tudelft.nl/en/current/latest-news/article/detail/ambulance-drone-tu-delft-vergroot-overlevingskans-bij-hartstilstand-drastisch/
※ 本記事の記事の執筆に当たっては、Delft University of Technology(デルフト工科大学)様に連絡を行っております。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「FURU」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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