Sony Mobileが一部のXperiaで謎のbaiduフォルダが勝手に生成されることについて回答、スパイウェア疑惑を否定
Android 4.4.4 ベースのファームウェアを搭載した Xperia スマートフォンで、中国の検索サービス「Baidu」関連と思われる謎の「baidu」フォルダが作成されることが Sony Mobile のサポートフォーレムで報告されていました。この件については Sony Mobile は見解を示しています。baidu フォルダが問題視されているのはスパイウェア疑惑によるものです。というのも、中国以外の Xperia モデルに Baidu 関連のアプリは搭載されていないのですが、それにもか関らず、このフォルダ消しても端末を再起動するたびに生成されてしまうことと、このフォルダを生成しているのは標準機能の「MyXperia」と連動していることがユーザーの調査で判明したのですが、MyXperia を有効にしていない場合でもアプリが中国の IP アドレスとコネクションを張っていることから、ユーザーデータを勝手に中国サーバに送信しているのではないか、と疑わています。最近の Xiaomi 疑惑に似ています。
この件について、Sony Mobile のサポート担当者である Rickard 氏は木曜と金曜のコメントで次のような見解を示しました。結論から言うと、baidu フォルダは MyXperia(と一部のサードパーティアプリ)の動作に必要な機能よって生成されるものであり、また、Sony Mobile はユーザーデータを集収して勝手に中国サーバに送信することもしていないとしています。Rickard 氏は同社の開発チームからのフィードバック情報として、MyXperia には Google Cloud Messeging サービス(GCM)に加えて、中国企業のアプリで採用の多い Baidu のプッシュ通知システムを利用できるようフレームワークが組み込まれているそうです。これによって baidu フォルダが生成されてしまうとのこと。この機能は MyXperia の利用する・しないに関らず端末の起動時に実行されるもので、中国 IP のサーバとコネクションを張っていることについては、Baidu のプッシュ通知サービスを利用できるようにするためで、アプリの動作には必要なものとしています。しかし、Sony Mobile は金曜の投稿で、今後のアップデートで Baidu プッシュ通知システムは中国市場向けのモデルでのみアクティベートされるよう変更する方針を明らかにしました。ただ、Baidu のプッシュ通知システムは業界標準の機能であり、利用する他のアプリは動作に baidu フォルダにアクセスすることから、他のアプリの利便性が損なわれる恐れもあるとしています。Source : Sony Mobileサポートフォーラム
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