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嵐は最高! でも運営は……嵐ハワイツアー参加者のもやもやの原因は

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今ジャニーズの人気トップグループと言っても過言ではない“嵐”。今年2014年でデビュー15周年を迎え、9月19日、20日にはデビュー記者会見を行ったハワイでの記念コンサート『ARASHI BLAST in Hawaii』が行われた。日本からも約3万人のファンが駆けつけ、ハワイコンサートを楽しめるオフィシャルツアーが組まれた。申し込めるのは代表者がファンクラブ会員であること。同行者がファンクラブ会員でなくても当選したかは情報がないのでわからないが、申し込むことは可能だ。筆者はファンクラブ会員2名で申込み、参加することとなった。

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ツアーはJAL、JTB、H.I.S.の3社のツアーパックから選び申し込む。ツアーは3泊5日からあり、往復の航空券、宿泊費、コンサートチケット代が含まれて約30万~50万円(現地観光などのオプショナルツアーは別料金)。3社共通で付いてくるものは、今回のハワイツアー限定デザインのパスポートケース、荷物につけるラゲッジタグ、旅のしおり、現地で渡されたツアーパス、現地で使用できるWi-Fiパスカード、帰り際にもらえるメッセージカード、レスポートサックのストラップ(特に嵐デザインというわけではない)、さらに現地で観れるスペシャル映像2つ。そして肝心のコンサート会場エリアに入ることができる権利だ。これに、JALパックのみ図書カードと飛行機内で聴ける嵐のスペシャルトーク『嵐チャンネル』が付いている。

※すべての画像が表示されない方は下記URLからご覧ください
http://getnews.jp/archives/677179

現地に着くまで何も知らされない

行きの搭乗便や宿泊ホテルも出発の10日前くらいにならないと教えてもらえなかったのだが、着いてからのスケジュールももちろん着くまで知らされない。コンサート以外、他の予定を入れるのがためらわれる。

ホノルル空港に着くと、そこからすぐにツアースタッフに迎えられ、誘導される。わけもわからないままバスに乗せられ、そのままツアー説明会場へ連れて行かれた。バスに乗る前に荷物を預けると、ホテルに運んでおいてくれるといったところは助かった。ツアー説明会場ではツアーパスやコンサート当日の流れなどが説明され、嵐のウエルカムムービー(スペシャル映像の1つ)を見て解散。


帰りもホノルル空港までバスを出してくれるのだが、集合時間は2日前にツアーデスクに貼りだされるので見に来て、と言われる。ツアーデスクはいくつかのホテルに設置されており、自分の宿泊ホテルにない場合はわざわざ見に行かなければならない。なぜ帰りの搭乗便は決まっているのに、集合時間は決めておいてくれないのだろうか。

そして、ロイヤル・ハワイアン・センターでスペシャル映像の上映があること、コンサート会場エリアに“デビュー会見のクルーザー”が展示されることなどをここで知らされる。


コンサート当日はチケットを引き換えに行き、そこでコンサート会場で自分が使用する“折り畳みの椅子”が配られる。会場までは送迎バスを出してくれるが、この時点からみんな一日中椅子を持って移動することになる。会場エリアのどこでも座って休憩できるので便利といえば便利だが、約1.3kgくらいあるしかさばるのが難点だ。帰国時に空港で荷物を預ける際オーバーウェイトとなってしまい、手荷物として機内に持ち込むファンの姿も少なくなかった。

<会場エリアにあるもの>

・ウエルカムブース
抽選でツアーステッカーかレスポのポーチがもらえる。
・嵐の等身大パネル2種類
一緒に写真撮影ができる。通常、コンサート会場にパネルの設置などはない。日本だとパネルですら、嵐と一緒に写真を撮ることはできないという事実に気付かされた瞬間だ。

・HITACHIブース
抽選でオリジナルシールか、水に浸して首に巻くクールベルトがもらえる。日中は暑いので、これくらい全員に配ってくれてもいいのではないだろうか。また、大きな旗に嵐へのメッセージを書く企画や、嵐の等身大パネル・日立バージョンがある。HITACHIブースは抽選対応スタッフが2名しかいなかったためとても混雑しており、小一時間並んだ。
・クルーザーの展示
嵐のデビュー会見を行ったクルーザーを展示。乗ることはできないが、前で写真を撮ることは可能。
・デビュー当時の新聞記事の展示
・今までのツアーTシャツの展示

また、エリア内にはフードやドリンクの販売も。現地のお店が出店し、ホットドッグやガーリックシュリンプなどハワイらしいフードが楽しめる。ハワイらしい食べ物も美味しいし嬉しい。だが、せっかくなのでツアー限定のオリジナルフードを出してくれたら、さらに楽しめたと思う。そこはぼったくってくれてもいいのに!

ファン同士の助け合いが印象的

コンサート会場は地面に一列ずつ席のエリアが区切られたラインが引かれており、そこに番号順に持ってきた椅子を並べる。ぴったり隙間なく椅子を並べないと入りきらない間隔で区切られたスペースはとても狭い。場所によっても違ったと思うが、ぎゅうぎゅうで隣の人に腕が当たってしまうので、振付などがあまりできないほどだったという話も。体格の良いファンがいたら大変だっただろう。

コンサート1週間前、「ステージ設営が進み、ご鑑賞頂けるエリアを拡張することができました」というアナウンスが現地で流れ、追加チケットが販売された。現地チケット枠はツアー枠の数メートル後ろのブロック。座席のラインも区切られておらず、1日めはぎゅうぎゅうという感じも見受けられなかった。それだったら、ツアー参加者の席をもっとゆったりととることはできなかったのだろうか。

会場は撮影禁止だが、現地枠のところでは堂々と撮影している人たちも。規制するスタッフも近くにおらず、ファンとしては複雑な気持ちになる光景だった。


こんな運営に不満を感じないわけがない。しかし、狭い休憩スペースを譲りあったり、椅子を広げる時に荷物を持ってあげたり、コンサート会場で声を掛け合って席をうまく作ったり……。ファン同士でできることは協力し合い、困っている人がいたら声をかけ、少しでもみんなが楽しめるように助け合う姿がとても印象的で、嵐のファンって素敵だな、と改めて感じさせられた。

嵐は最高だった! 終わってから思うこと……


肝心のコンサートはというと、嵐は最高のパフォーマンスで会場を熱狂させ、15周年という節目を感じさせる演出、メッセージで感動のステージを届けてくれた。それまでもやもやとしていたファンの気持ちを、「本当に嵐のファンで良かった! ハワイに来てコンサートに参加することができて良かった!」と心から思えるように変えてしまう、素晴らしいコンサートだった。

結局嵐は最高なのだ。そこで今回の運営の対応について改めて考えてみた。

2002年のハワイでのファンツアーは嵐と触れ合うことができたが、今回はコンサート以外、一緒に過ごせることはなかった。しかし、もし事前に、今回のツアー詳細、現地でのチケット販売、日本でのライブビューイング決定が発表されていたら、オフィシャルツアーには申し込まなかったか? 答えはたぶん「申し込む」。

嵐と握手できるかも、とか、一緒になにかできるかも、とかそういったことがなくても、きっとオフィシャルツアーにとりあえずは申し込んでいると思う。だって大好きな嵐の、あのコンサートの空間にいたい!


今回のもやもやの原因はそこだろう。特典はこれだよ、と言ってくれていても納得して申し込むのに、ひた隠しにして期待感をあおり、すべてをサプライズのように提示してくる。事前にツアー内容や現地でのチケット販売、日本でのライブビューイングの有無、現地に着いてからのスケジュールを伝えてくれていれば、行くまでの不安やもやもや、運営への不満は軽減されたのではないだろうか。

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記者:

アニメや可愛いものが大好き。主にOtajoで執筆中。

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