「教えて王への道」…本州と九州を結ぶ関門トンネルは どうして『ETC』を導入しないの?
本州と九州を結ぶ一般自動車道 唯一のトンネル『関門トンネル』とは
『関門トンネル』とは…。
本州と九州の間に有る『関門海峡』の海面下に有る、本州と九州を1本の線で結ぶ、一般有料道路として唯一無二のトンネルです。
https://www.youtube.com/watch?v=HTbeZPHlJ68
通常、自動車が、本州~九州間を移動する場合、『関門トンネル』もしくは『関門橋』を渡る以外に方法は有りません。
(以前は、「関門海峡フェリー」が、下関~小倉間を運行しておりましたが、残念ながら2011年に運航停止してしまいました)
そんな重要なトンネルである『関門トンネル』ですが、このご時世にも関わらず、有料道路で有りながら、今だ「ETCレーン」が存在しません。
昔ながらの『料金所』による料金の収受を一貫して行っております。
日々トンネルを利用している身としては、かねてより「どうして『関門トンネル』は、ETCを導入しないんだろう?」と不思議に思っていました。
周りの人に聞いてみても「さあ?」と、誰も真相を知りません。
ETCが導入されれば、いちいち小銭や回数券を料金所で出す必要が有りませんので、各段に利便性が高まるに違いありません。
待っていても、誰も真相は教えてくれないので、直接、NEXCO西日本さんに聞いてみる事にしました。
教えてNEXCO西日本さん、どうして「関門トンネル」に『ETC』を導入しないの?
「教えてNEXCO西日本さん、どうして「関門トンネル」に『ETC』を導入しないの?」
…今回、公的にはご回答を頂けませんでしたが、以前、私的に質問をした際の回答を要約すると、以下の通りとなります。
※関門トンネルは高速道路と異なり、上下各1車線の対面通行の海底トンネルである為、重大事故防止の観点から、トンネル内での渋滞を避けるために、入り口に料金所を設けている。
※仮に、ETCを設置した場合は、ノンストップ走行により料金所渋滞は減少する可能性が有る反面、料金所通過後のトンネル内で渋滞を誘発する恐れが有る為に、現時点ではETC設置を見合わせている。
・・・との事でした。(公式回答ではありません)
「そうなんだー。トンネルの中で渋滞や事故が、なるべく起こらない様に、料金所で車の流れを調整していたんだねー。」
ちなみに、平成26年10月15日から12月13日まで、関門トンネルのリフレッシュ工事が実施されます。
今年度は、海底部分の天井板取替えなどを行います。
関門トンネル通行止め期間中は、関門橋が迂回路となり、関門トンネルと同一料金でご利用する事が出来ます(一定の条件が有ります)。
「工事終了が待ち遠しいですね」
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。