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増田セバスチャン監督によって蘇ったサンリオ映画『くるみ割り人形』完成! アナログ最高峰のコマ撮りアニメが極彩色の3D映画に [オタ女]

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世界中で愛され続ける名作童話『くるみ割り人形』が、”極彩色ミュージカル・ファンタジー”としてこの冬、3D映画でスクリーンに登場します。35年前にサンリオが作り出した映画『くるみ割り人形』に、今回新たな息吹を吹き込んだ監督は“Kawaiiカルチャー”の第一人者・増田セバスチャン氏。ボイスキャストには、有村架純さん、松坂桃李さん、広末涼子さん、市村正親さんなど豪華俳優陣が揃いました。

全国公開を前に、東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれ、期待が高まる蘇った『くるみ割り人形』。ディズニーやドリームワークスといった海外のアニメーション制作会社も注目しているという噂も……!

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先日行われた完成披露試写会では、製作総指揮を務めたサンリオ代表取締役社長・辻信太郎氏、三田邦彦3D監督、アスミックエースプロデューサー・谷島正之氏、そして増田セバスチャン監督、今作の登場人物「クララ」に扮した“くるみ割りキティ”も登場しました。

「アジアで初めて3D映画を作った清水崇監督、脚本家・保坂大輔さんなど、たくさんのクリエイターの人たちが完成披露試写会に駆けつけるほどの注目作」と語った谷島プロデューサー。
35年前に今回の映画の原型となる『くるみ割り人形』が公開されましたが、1日にたった3秒しか撮影できない人形を使ったコマ撮り作品で、完成まで5年もかかったというアナログの最高峰作品。筆者の周りにも旧作の大ファンの40代男性がいるのですが、「なんで今これをまた作り上げたのだろう」と首を傾げていました。

実は、谷島プロデューサーも子どものときに劇場で観て感動し、「どうしてもこの作品をまた再現したい」と辻社長に熱烈アピールして実現したのだとか。普段あまり挨拶をしないという辻社長も「またこのような形で再現されて本当に嬉しい」と登壇。日本のアニメーションがアメリカの一流館で放映されたのはサンリオ作品が初めて。今回の『くるみ割り人形』もアメリカや海外で成功して欲しい、と熱い想いを語りました。

3D映画として蘇った名作『くるみ割り人形』

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三田3D監督:これまでも実写のアクション作品やセルアニメの2D作品を3Dにしたりして劇場作品を作らせていただいているのですが、コマ撮りの人形アニメーションを3Dにするというのは今回が初めてでした。この映画の特徴は、実写でもありアニメでもあるという2つの要素が詰まっている作品で、その要素が、2Dから3Dにしていくうえで技術的にも難しい部分がありました。

また元の人形を使って新しいカットを撮影したり、CGを使って35年前のフィルムに新しい要素を融合させて新たなカットを作っていくというチャレンジもしたのが今回の特徴になっています。
そういった苦労を重ね、谷島プロデューサーと増田監督と3人で、どういう演出で今の時代にリ・クリエイトしていくかというところを話し合い、作り上げていった作品です。

――監督の増田氏について

谷島プロデューサー:今年の初冬に増田さんはニューヨークで初の個展を開催されていて、日本に戻ってくるのを待って待って、帰国した翌日に三田監督と2人で口説きに行きました。
映画監督として初挑戦にも関わらず、こういった特殊な映画を自分のものにしていくパワーを見せつけてくれた映画になっていると思います。

増田セバスチャン氏「僕にとっては魂を込めた作品」

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――名作に新しい息吹を入れるというのはプレッシャーだったと思いますが、映画監督としてのデビュー作として、どういったお気持ちで作られましたか?

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