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「正社員登用あり」は詐欺求人の常套手段? 実は「最低8年は契約社員のまま」って…

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2014年8月3日、はてな匿名ダイヤリーに「『正社員登用あり』という記載を辞めて欲しい」というエントリーがあがった。

とある携帯電話会社の契約社員の求人に「正社員登用有」という記載があったので、投稿者が応募して面接担当者にそれとなく聞いてみた。すると実態は、期待に反するものだったという。

「どうも最低8年は契約のままで、契約から正社員になれるというのも、正社員採用試験といって筆記と数回の面接(が必要)。『正社員登用有契約社員』とは見せかけ」

匿名投稿者「直近3年間の実績を書いて欲しい」

投稿者は、別の鉄道会社の「正社員登用有」の求人でも、実際には「通常の正社員採用試験である筆記試験と数回の面接を経らねば、正社員に採用されない」と暴露。「契約社員のメリットなんてのは皆無だ」と言っている。

契約社員から正社員になる過程で、筆記試験や面接があること自体は、能力を確認するうえで必ずしもおかしいとはいえない、という見方もあるだろう。

しかし「最低8年は契約のまま」というのは、にわかには信じがたいほどハードルが高いし、適性や能力は契約社員の勤務状況で判断できるはず、という疑問も残る。

筆記試験重視で、契約社員で働いた経歴が高く評価されない、ということになると、契約社員として何年も我慢して働くメリットは確かにないかもしれない。

投稿者は、数少ない正社員の椅子をチラつかせて「実際に正社員になれるのは、ほんの一握りと吹聴」しつつ、「本当の所は全く正社員登用する気がない」というような会社のやり方を「詐欺求人」と呼ぶ。そして、契約社員や準社員の求人募集には、あいまいな「正社員登用有」の記載をやめて欲しいと訴える。

「例えば直近3年間で、何人の契約(社員)から何人正社員になったか実績を書いて欲しい」

採用経験者も認める「正社員化の記載は“人参”」

この投稿には、「この2社の内の1社で採用側に立ったことがある」という男性から、正社員化の記載は「(人を集めるための)人参だ」と認めるコメントがついた。彼の経験では、このような求人は「新卒ニートの受け皿」として機能しているという。

「当時面接に来た人間はニートもどきで学歴もない人が多かった。勤めて3年もすると正社員化が人参だと気づく人がほとんどになる」

新卒で就職が決まらなかった人たちを、契約社員として雇用するために、あえて「正社員への道が開かれている」というエサをぶら下げるということか。もしも特別に優秀な人が来た場合には、正社員になるケースもあるのだろうが…。

この男性によると、正社員への道が現実的でないと気づいた人たちは、「諦めて契約社員として人生を過ごす者」と「キャリアアップを目指して独学しつつ転職をする者」に分かれ、その割合は7対3くらいに落ち着くという。

そして、「(契約社員を)だらだらやってると、あっという間に(転職の)年齢制限に引っかかってしまう」ので、「5年ぐらいで期間を決めて本気で勉強すること」を勧めている。少なくとも「正社員登用あり」をいつまでも受身で信じ続けていても、果たされることはないということだろう。

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