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チャーミング勝海舟とスタイリッシュ西郷隆盛!? 2014年夏 映画「幕末高校生」作品レポ

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7月も中盤に入り、夏休みの映画が続々と公開される。中でも異彩を放つのが、映画「幕末高校生」。
幕末期の江戸にタイムスリップしてしまった現代の高校教師(石原さとみ)とその生徒たち(柄本時生・川口春奈・千葉雄大)が、勝海舟(玉木宏)や西郷隆盛(佐藤浩市)などの歴史上の人物に遭遇し、未来である現代へと戻ろうと奔走するというエンターテインメント新時代劇。
監督はバラエティ、情報系のテレビ番組の演出出身、映画では、「デトロイト・メタル・シティ」を手掛けた李闘士男。
タイトルからして歴史好きが喜ぶコアな作品か?と思えばそれだけではなく、どちらかというと歴史が不得意な人にとっても入りやすい。対象も高校生向けかと思いきや、これまで大河や時代劇をみてきた大人世代でも新しい体験として楽しめる。「勝海舟って何した人?」「なぜ、歴史を学ばなくてはならないの?」という若い世代の素朴な疑問に、大人も史実を伝え一緒に考える、まさに全世代向けの映画だ。
完成披露上映会で、本作に出演した感想を玉木宏は「歴史が苦手だったので、もう少し早くこの作品に出会えたらよかった。幕末好きにも新しい角度から観られる作品。偉人であっても人間だったんだなと思った」、佐藤浩市は「西郷隆盛の写真は実際にはないので、語り継がれている既存のような合成写真とは関係なく自由に演じさせてもらった」と話している。玉木宏が時代劇史至上初?といわれる100手以上連続の殺陣を行ったシーン。セピア色で描かれた幕末の江戸の映像。VFXが使用されたタイムスリップシーンはアメリカのSF作品か、はたまたファンタジーなアニメ作品なのか、新しい映像世界をつくりあげている。
現代の歴史の教師が生徒とともに教科書にのっていた偉人と遭遇した「幕末への小旅行」は、歴史への興味だけでなく、見失っていた自分自身の現実の姿を確認するストーリー展開が見る者の共感を得る。各所に勝海舟や西郷隆盛の語り継がれたエピソードがちりばめられ、玉木宏の”チャーミング勝海舟”および佐藤浩市の”スタイリッシュ西郷隆盛”という新しい偉人像も確立されている。主役の玉木宏と石原さとみの初共演もさることながら、時代劇では大河ドラマ「功名が辻」以来の親子出演となる柄本明と柄本時生が登場。テレビシリーズ「幕末高校生」にも出演していた石橋蓮司と伊武雅刀の印象強い役どころも本作のスパイスとなっているところも見逃せない。
玉木宏、石原さとみ、柄本時生、川口春奈、千葉雄大、伊武雅刀、佐藤浩市、李闘士男監督7月17日、お台場シネマメディアージュでの完成披露上映会前に船上会見および舞台挨拶が行われた。
 歴史の教科書を現代人に差し替えたら…ってな発想にもなる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■原題・「幕末高校生」
■クレジット玉木 宏 石原さとみ柄本時生 川口春奈 千葉雄大柄本 明 佐藤浩市監督:李 闘士男 脚本:橋部敦子  原案・協力:眉村 卓「名残の雪」
■コピーライト(C)2014「幕末高校生」製作委員会
■公開日2014年7月26日
■公式サイトhttp://www.bakumatsu-kokosei.jp
■作品紹介【ストーリー】1868年―幕末―江戸では、新政府軍と幕府軍の戦いが始まろうとしていた。国内での無益な戦いを避けたい勝海舟は、西郷隆盛へ和平の使者を送ったのだ。そんなある日、勝は幕府に捕えられていた“未来からやって来た”という高校教師・未香子とその教え子・雅也と出会う。未香子らは、同じく江戸時代に来ているはずの教え子、恵理・慎太郎を探し出し一緒に未来へ帰りたいというのだ。一方、西郷からの使者を待つ勝に、未来で「歴史」を教えているという未香子は「和平交渉が行われるから、江戸で戦は起こらない」と言い切る。しかし、その「歴史」では、すでに西郷からの使者は勝のもとに来ているはずだった。このまま歴史が変わり、江戸で戦が起こってしまったら、未香子たちの未来はなくなってしまう!!タイムリミットは、4日。勝は江戸と未香子たちの“未来”を守れるのか!?今時間を超えた不可思議な戦いが始まる!!!
Written:フルタイム 佐藤正子

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