Yahoo!エンディングが「無料」を訴求してるが実際は「20万円」かかる件(リスティング広告 運用支援)

Yahoo!エンディングが「無料」を訴求してるが実際は「20万円」かかる件(リスティング広告 運用支援)

今回は城野 創さんのサイト『リスティング広告 運用支援』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、https://getnews.jp/archives/628459をごらんください。

Yahoo!エンディングが「無料」を訴求してるが実際は「20万円」かかる件(リスティング広告 運用支援)

無料だと勘違いする人が大量発生して、後々炎上するパターンじゃないのかコレ。

昨日発表された「Yahoo!エンディング」というヤフーの終活サービス。

「葬儀・家族葬、生前準備」 『Yahoo!エンディング』
http://ending.yahoo.co.jp/

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サービス内容のひとつに「生前準備」という項目が含まれておりますが。

「ヤフーで終活・生前準備」 『Yahoo!エンディング』
http://ending.yahoo.co.jp/prepare/

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明らかに「無料」である点をアピール。

有料サービスの課金停止が無料なのは当たり前なのでは?という野暮なツッコミは控えつつ、ヤフーIDでログインして利用登録画面に進むと……。

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何と! 鎌倉新書の「生前予約プラン」の契約が必須となっているわけです。

で、この「生前予約プラン」の利用料金を確認するためには、詳細ページのリンクをクリックする必要があるという親切動線。

「生前予約プラン」 『Yahoo!エンディング』
http://ending.yahoo.co.jp/funeral/pre_plan

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つまり、ヤフーの「生前準備サービス」を利用する場合、実質的には「204,000円(税込)」のお金が必然的にかかるということになります。

通常であれば、サービスの利用登録の一連の流れの中でこの「料金」を分かりやすく明示すべきですが、現在の登録フローにおいては、実質的に「利用料金」としてかかってくる「204,000円(税込)」という金額をまったく目にすることなく登録が完了してしまう恐れがあります。

「生前予約プラン」の詳細ページで確認するか、利用規約を全文表示させれば料金を知ることができますが、スルーする人も多いのではないでしょうか。ユーザーのリテラシー欠如の一言で切り捨てるのは簡単ですが、終活サービスというある意味センシティブなビジネスでこの手法はどうなんだろう。

「無料」だと勘違いして登録し、後から「生前予約プラン」の利用料金に気付くユーザーが相当数出てくる気がしますが、ヤフー的には大丈夫なんだろうか。

メッセージサービスの月額料金の「返金トラブル」とか、クラウドデータの削除に葬儀サービスの利用が必須と「誤解」されるとか、いろいろと問題を引き起こしそうな気が。

執筆: この記事は城野 創さんのサイト『リスティング広告 運用支援』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年07月23日時点のものです。

7月23日追記:
この記事は2014年7月15日に公開されたエントリーを寄稿いただきました。
ヤフーは7月22日に同サービスの掲載内容を更新し、現在は利用登録画面に「生前予約プラン」の料金について明記しています。

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