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南波志帆は”明晰夢プロ”だった!? 不思議乙女なクリエイターズユニット『xxx of WONDER』インタビュー [オタ女]

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浮遊感と透明感のあるマジックボイスでコアなファンを獲得している南波志帆や、ネットでの活動が話題となっている絵師・岸田メルなど、クリエイター5人が集まって誕生したユニット『xxx of WONDER』(オブ・ワンダー)。ファーストミニアルバム『WONDER of WONDER』が2014年6月18日に発売となり、各地でインストアイベントを敢行しているほか、渋谷2.5Dでのイベント『2.5D OF WONDER ~未知との遭遇~』が2014年8月7日に開催が予定されており、ジワジワとその不思議ワールドを拡大しています。

岸田メル作ビジュアルがマジ不思議乙女! クリエイターズユニット『xxx of WONDER』ミニアルバムの詳細判明 – オタ女
http://otajo.jp/39505 [リンク]

『オタ女』では、そんな『xxx of WONDER』参加クリエイターのインタビューに成功。南波・岸田に加えて、作詞担当のフレネシ、作曲担当のDr.Usui、フォトグラファーのJulie Wataiに、ミニアルバムやユニットの方向性を中心にお聞きしましたが、ナゾのキーワードがポンポン飛び交う展開に…。不思議乙女な世界の一端に触れることができました。

ーー今回、『SHIBUYA GIRLS POP』(以下SGP)からオブワンダーというユニットが生まれたわけですが、まずはメンバーの皆さんが参加することになった経緯からお聞かせ頂ければと思います。

Dr.Usui:最初にユニットの話を頂いた時には、ぜひやってみたいな、と思いました。反面、音楽を作るといってもいろいろなスタンスがあるので、どうやればいいのか不安も若干ありましたね。

南波:私はずっとソロで活動しているのですけれど、実はユニットやグループに対するあこがれがあって…二つ返事で「ぜひやらせてください!」となりました。

フレネシ:私もソロがメインで自分でやることが当たり前になっていたので、今回歌詞を担当したのですけれど、一つに限られてその中で表現するということが「私でいいのか」と…。それと、共同作業が苦手なので、少し不安でしたね。

Julie:私はもともとSGPの渋谷パルコにあった店舗に写真集や美島豊明さんとのユニットmishmash*Julie WataiのCDを置いて頂いていたりお世話になっていて、何かがあれば絡んでいきたいなと思っていました。今回もワクワク感を持って参加しています。

メル:僕の場合は、SGPとは前々からTシャツを作りませんかという提案を頂いていて、しばらくして「CDのジャケットの絵を描いてくれませんか」という話を頂いたんですね。よく聞くと、ただ描くだけではなくて、参加クリエイターが前面に出るユニットにしたいということで、より興味が湧きましたね。

ーー5月にアルバムから「明晰夢マドンナ」が先行配信されました。Dr.Usuiさんの浮遊感のあるメロディラインとフレネシさんの不可思議な歌詞が合わさった曲になっています。

Dr.Usui:この曲は全部同時進行で進めていて、ある程度、どのような歌詞になっても対応出来る、という骨格にしておいたんです。そこから味つけが出来ればいいな、という感じで提案してブラッシュアップしていきました。

フレネシ:南波ちゃんが、夢日記を書いていたという話を聞いていて、私の中では南波ちゃんイコール夢という図式があったのですね。それで、いろいろ調べていくうちに、”明晰夢”というキーワードが出てきました。

南波:”明晰夢”って、自分で夢だと分かって、操れてしまう夢ということですけれど、私も”明晰夢”を見れる人なんです! そんな話は一言も言っていなかったので、タイトルを聞いて「よくぞ」と。びっくりして震えました。

ーーその夢ですが、例えばどんな話なのでしょう?

南波:お友達と夢の中で三時に待ち合わせして遊んだり…。小学生の頃から見てましたね。

ーー今でも見ることがある?

南波:それが、大人になってあまり見られなくなっていて…。”明晰夢プロ”に戻れるように頑張りたいな、と思います(笑)。

ーー曲の話に戻すと、そんな南波さんのキャラクターが色濃く出た歌詞になっている、ということですよね?

フレネシ:そうですね。南波ちゃんってすごいキラキラしていて、クラスにいれば憧れちゃうような女の子なので”マドンナ”。タイトルが浮かんで一気に書き上げました。曲が既にキャッチーな部分があるので、わかりにくさがあっても、曲のアッパーさで持ち上げてくれる気がしていたんです。

Dr.Usui:僕もすごくこだわったのは、Aメロの早口なメロディ。南波さんがこれまでにやっていないのはどういうことかな、と思って入れてみました。それがオブワンダーらしさを作る上で意識したことですね。

南波:すごく現実的な部分と、現実離れした夢の世界とのマッチングが、とてもファンタジーな感じでまとまっていて、キラキラしてかわいい。私も自分の中にあるおじさんの部分は絶対に隠しておかなきゃ、と思いました(笑)。

Dr.Usui:どうやって隠しているのか気になる(笑)。

ーーメルさんがお描きになったビジュアルの女の子も、南波さんをイメージされているのですよね。

メル:そうですね。ただ、100%同じに描いちゃうと似顔絵でしかなくなっちゃうので、南波さんの雰囲気を踏襲しつつ、曲のかわいらしさが出るような絵にしたいな、と。ぱっと見は実際よりも若い10代くらいの感じですね。でも、髪型と目元が似てるかな。南波さんは特に瞳が印象的なので。

南波:実物の300倍くらいかわいいので恐縮しちゃって…。でも嬉しかったです!

ーー背景も少女の頭のなかに宇宙があるのか、不思議な雰囲気になっています。

フレネシ:私は最初にメルさんのイラストを見た時に、2014年的な『ムー』だと思ったんです。

ーー『ムー』! 確かに、UFOや星に目が描かれていて、オカルトっぽい要素がありますね。

メル:僕もそれは完全に意識していましたね。ちょっとアヤシイ感じというか、昔の冒険雑誌やハヤカワSFの表紙のイメージ。いろいろ話し込みましたが、ユニットとして何を目指しているのかというすり合わせは簡単でした。

ーーそこからさらに、皆さんがおめかしした写真がイラストに乗るというビジュアルになっています。

Julie:メルさんのイラストをもとにアー写を撮ったのですけれど、皆さんクリエイターなので、イラストのイメージのままの写真にするよりは、個々の個性が出るものになる方がいいと思って。

メル:単純に新鮮ですよね。僕自身は普段から悪ふさげしたものをいろいろ出しているので、正直何の抵抗もなかったですけれど。

Julie:そういう悪ふざけしているメルさんのインパクトが強かったから、全然違うものを撮りたいな、という願望はありました。

メル:自分でもカッコイイ形で使って頂けてありがたいな、と(笑)。「なんかカッコつけていて笑える」みたいなリアクションが多かったですけれど(笑)。

Julie:狙った通りの反響でよかったです(笑)。話し合った通りのオカシイ感じとか、引っ掛かりもあって毒もあるという。曲もビジュアルもそういう要素を感じて貰えると嬉しいです。

ーーミニアルバムには、南波さんが作詞した「ドウカシテル」も収録されています。

南波:初挑戦だったのですけれど、歌詞を書いていいということで、普段思っていることをばっと詰め込んだら、パンクな感じになっちゃいました(笑)。

Julie:私、この曲すごく好きで。仮MIXを聴かせてもらった時にスタッフさんと「ほんとうにどうかしてる、だよね」となりました。歌詞にイマドキの若い女の子っぽいキーワードが散りばめられているのが面白いですよね。

南波:私にとってこのユニットがファンタジーな存在なんだけれど、どこか毒を持っていて尖った存在の方が面白いと思っていて。「オブワンダーらしさ」は意識しました。

【 明晰夢マドンナ / xxx of WONDER 】official PV – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ovlZaJWUO1c [リンク]

ーーらしさといえば、「明晰夢マドンナ」のPVもいい意味で可怪しなデキになっていると思います。

Julie:びっくりしたのは、メルさんの動きがアドリブだったこと(笑)。

メル:もちろん、振付師の方が付いて頂いていたのですけれど、アバウトな指定のところもあったので。そんなに試行錯誤はしてませんけれどね。

ーー皆さんが持っているガジェットが面白いですよね。

Julie:私はカメラマンなので、レトロカメラのコレクションを持って行きました。

メル:最初、スケッチブックとペンを持ってきてくれ、と言われたんですけれど、基本デジタルで仕事しているので、それだとウソになってしまうし面白くない。そこで液晶タブレットとタッチペンにしようと提案してみたんです。出来上がりを見て、怪しげな感じになっていてよかったです。

ーーいろいろお話をお聞きして、改めてその「ワンダー」さを実感できました。最後に、ファンにチェックしてもらいたいポイントと、これから活動するにあたってどのような可能性を感じていらっしゃるのか、お聞かせ頂ければと思います。

Dr.Usui:やはりビジュアルと曲を合わせて世界観を感じてもらえるものにしたいですね。アニソンみたいな聴かれ方をされるといいかな。

メル:5曲めの「Loop of Wonder」でバックボーカルで入っていて、ちょっと気持ち悪い感じなので、是非味わって頂きたいですね。あとは、もう少し総合エンターテイメントみたいなことができるんじゃないかと思うので、そういう機会を上手く作っていきたいと思っています。

Julie:出してみたい方向性はいろいろあります。もしもの話ですけれど、80年代SF的な世界観とか…。メカにまみれたところを撮ってみたいですし。

メル:あとはイベント。スクリーンとパソコンがあればライブペインティングを出来るので。南波さんが歌っている後ろで描いているとか。

Julie:その様子を私がチェキで撮るというのも楽しそう!

メル:このユニットでは自分がちゃんとイラストレーターなんだよ、とやっていて、そういう活動は意外に初めて。そこをもっと掘り下げていきたいな、とは考えています。

フレネシ:ユニット名に「xxx」と3つ付いていて、イメージが掴みづらいというか、不思議しかないという感じですけれど、イメージを固めずに、とにかく想像を無限大に広げて欲しいですね。

南波:メンバーひとりひとりが強烈な個性を持っているので、それがぶつかると思いきや、意外な融合が見られたり、五人でしかできないものが詰まったプロジェクトだと思います。これからの未知数な可能性を楽しみにしてもらえれば、と思います。

ーーありがとうございました!

xxx of WONDER『WONDER of WONDER』

品番:DQC-1288 
価格:1800円(税込) 
流通 : SPACE SHOWER MUSIC 
レーベル:SHIBUYA GIRLS POP

1. 明晰夢マドンナ 作詞:フレネシ 作曲:Dr.Usui
2. ジェリー・ジェリー 作詞:フレネシ 作曲:Dr.Usui
3. ドウカシテル! 作詞:南波志帆 作曲:Dr.Usui
4. ハミングがきこえる 作詞:さくらももこ 作曲:小山田圭吾
5. Loop of Wonder 作詞:Dr.Usui 作曲:Dr.Usui

SHIBUYA GIRLS POP xxx of WONDER (オブ・ワンダー)特設サイト
http://shibuya-gp.jp/xxxofwonder/ [リンク]

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

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