Googleの「Project Tango」がNASAの「SPHERES」ロボに搭載されて国際宇宙ステーションに送り込まれるそうです
Googleが開発している復数のカメラとビジョンセンサーによって空間を認識できるAndroidスマートフォン「Project Tango」が、米航空宇宙局(NASA)の「SPHERES」ロボに搭載されて国際宇宙ステーション(ISS)に送り込まれることが明らかになりました。SPHERESは、ボウリングボールサイズの球体型人工衛星(ロボット)で、自動ランデブーやドッキングマヌーバを行なう宇宙船用に定義された一連のテストを実する目的でISS内部で使用されます。現在ISSで運用されているNexus S搭載のSPHERESは、今年後半を目処に全て現在開発されているProject Tango入りの「Smart SPHERES」に変更される予定とのことです。Smart SPHAERESに採用されたProject Tangoは、ロボットの目と頭脳の役割を担います。現在のSPHERESはISSの内壁に取り付けられたビーコンによってGPSのように三角測量を用いて位置を割り出し、事前に定義されたエリアから出ないようになっており、赤外線センサーで障害物を検知しますが、Smart SPHERESは、赤外線カメラによって周囲の3Dヒートマップビューを作成することで空間を認識できるようになり、ISS内の設備に依存することなく移動可能になるそうです。NASAはSmart SPHERESをISS内で運用するためだけに開発しているのではなく、今後の惑星探査ミッションにロボットを参加させるためにも開発しているそうです。Source : GigaOM
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