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CMクリエイターが広告業界の裏側を映画化!? スカッと笑えるオリジナルコメディ『ジャッジ!』永井聡監督インタビュー

ジャッジ!

2014年の映画初めはスカッと笑えるコメディはいかが? 11日から公開となる映画『ジャッジ!』は、華やかに見える広告業界のドタバタを描いた笑って、元気がもらえる、明日からの仕事を頑張りたくなる作品です。

主演は妻夫木聡さんと北川景子さん。偽の夫婦役を演じ、広告の祭典「サンタモニカ国際港国際」で“ちくわ”のCMに大賞をとらせようと奮闘します。海外の広告祭の雰囲気はとっても華やかで「CM業界ってこんな感じなんだ〜」とちょっと感心します(かなりデフォルメはされてますが)。

監督を務めたのは、サントリー「グリーンDAKARA」のテレビCMで知られる永井聡さん。東京ガス「ガス・パッ・チョ!」、トヨタ自動車「ドラえもん」シリーズといったテレビCMで、妻夫木とタッグを組んできたCMプランナー・澤本嘉光さんが脚本を執筆。CM畑で活躍しているクリエイターならではのリアルさが作品の魅力です。

今回は永井聡監督にインタビュー。映画作りのきっかけや、知られざるCM業界の裏話など色々とお話を聞いてきました。

永井聡監督

――『ジャッジ!』楽しく拝見させていただきました。海外の広告祭という特別なシチュエーションのお話ですが、作品作りのきっかけはどんな事だったのでしょうか?

永井:脚本の澤本さんが以前実際に海外の広告祭の審査員をしたことがあるのですが、本当にアニメのキャラクターがプリントされたTシャツを着て人気者になったそうなんです(注:劇中で英語の話せない主人公が、外国の方とコミュニケーションをとる為にアニメキャラのTシャツを着る)。その体験談を配給の松竹さんに話したら、面白いから脚本にしてみたら? という流れになってスタートしました。

広告業界って一般の方からすると分かりづらい部分が多いと思うんです。だからその世界をよく知っているCMディレクター経験者が監督をしたほうがいいなという話になり、僕が呼ばれました。僕もアジアの広告祭の審査員をしたことがあったので、題材も身近でしたし。

――広告の賞を決めるってイメージでは会議室などでマジメにやるのかと思っていたのですが、パーティみたいで華やかですよね。また、不正や駆け引きが多いのも驚きました。実際の広告祭もああいった雰囲気なのでしょうか?

永井:そうですね、かなり近いと思います。言っていいのか分からないんですが(笑)、「俺はお前の作品に投票するから、お前も俺のに投票しろ」といった駆け引きは実際にあります。アメリカとかだと、広告祭での受賞を実績に、条件の良い会社に転職していくのが当たり前なので。

劇中でTOYOTAのCM が取り上げられますが、ほとんど日本では流れていなかったんですが、実在した作品です。何年か前にカンヌ広告祭でシルバーを受賞しているんですね。本当に予選落ちしてしまったんだけど、脚本家の沢本さんがプレゼンしてシルバーまで持っていったという。そんな話も映画のストーリーに活かされているんですよ。

ジャッジ!

――劇中で、妻夫木さん演じる太田は“ちくわ”のCMに大賞を獲らせる為に、ちくわの食べ方や素晴らしさを必死にアピールしていて可笑しかったです。外国の方からするとちくわの存在って謎でしょうね。

永井:そうですよね、海外に無い商品のCMはかなり不利ですね。映画の中ではちくわフィーバーが起こりますが、現実には難しいでしょうね(笑)。海外の方に馴染みの無い商品のCMが流れると会場中にブーイングが流れたり。良い物には立ち上がって拍手しますし、そのブーイングとかも含めてお祭りなんです。

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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