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【超絶ネタバレ注意】『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』クロスレビュー[9/10点]

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アニメクロスレビュー特別編『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』

少女は、自らの願いと引き換えに魔法少女になる。
魔法少女たちは、絶望をまき散らす災厄の遣い・魔女と戦い、
やがては自らも絶望に沈み、最後には魔女そのものへと変貌してしまう―。
永きにわたり繰り返された、希望と絶望を巡る残酷な連鎖は、
鹿目まどかの貴い犠牲によって断ち切られ、世界は新しい理へと導かれた。
しかし、魔法少女は戦い続けなければならない。
それが、奇跡を願った対価だからだ。
まどかへの想いを果たせぬまま、取り残された魔法少女・暁美ほむらは
再編された世界でたったひとりで戦い続ける。
その少女の想いは、新たなる物語を紐解くのだった。
「……覚えているのは、私だけなの?」。

制作/シャフト
監督/宮本幸裕
総監督/新房昭之
声優/悠木 碧 、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、野中 藍、加藤英美里、阿澄佳奈
大ヒット上映中
公式サイト:http://www.madoka-magica.com
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総合得点 平均

9/10点(レビュアー 5名)

ジョージ・レックのレビュー

演出 10
脚本 9
作画 10
OP / ED 9
さやかかっけー度 10
−−−−−
総合 10

難しい。すごく面白いのだけど自分としてどう処理するか難しい。まどかを「円環の理」の座から降ろすために、その力をもぎ取って自分が「悪魔」とも言える超越した存在になるほむらは確かに超絶ヤンデレ闇落ち少女にしか見えないのだが、その気持ちにも筋が通っているし理解もできる。できるけどそうなってほしくなかったなという思いも個人的に強い。
でも仕方なかったのかな。いや、でもほむらちゃんそれ違うだろ!落ち着いて考えればわかることだろ!続編作れるようにとか考えずに、ほむらがまどかに連れていかれて救われて終わってくれたら俺は最高だったんだけどな!!俺はな!!でもぶつかり合うのも「愛」だな!!面白かったな!!

渋市飛鳥のレビュー

『劇場版 まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』
演出 10
脚本 10
作画 10
OP / ED 8
さやか×杏子度 10
-----
総合 10

「アニメの映画化」って正直ハズレが多いじゃないですか。無理に続編を作る作品で成功したものをあまり知らないので。だから今作も原作殺し(オリジナルブレイカー)になっちゃうんじゃないかなぁ、と思ってたらそんな不安をぶち壊されました。
何が良かったって、パラレルワールドとか別視点とかそういう逃げ方ではなくて、やっぱり正当な続編となっていたことです。
2時間の間に何回も泣かされてしまいました。
ラストも続きそうな雰囲気ですし、今後の展開も期待ですね。
キャラクターも非常に魅力的に描かれていました。
特にさやかちゃんは格好いいし、杏子ちゃんが可愛い!
なんでしょうね……、こう胸がキュンとするわけです。
TVアニメ版を知っているだけに、後半の2人のやりとりは涙なくしては見れませんでした。
そして、杏子ちゃんの制服姿は今作の大きな見どころの一つと言えるでしょう。
こんな杏子ちゃんを見たかったんです。ありがとうございます!ありがとうございます!

辛辣にゃんこのレビュー

演出 10
脚本 6
作画 10
OP / ED 8
べべかわいい度 10
−−−−−
総合 5

劇場版[前編/後編]は観ていにゃいのだけど、TVシリーズの世界をループしたような話だというので気にしにゃいで今回の[新編]を観たにゃ。うーん、はっきり言ってただの百合アニメ。ほむらがまどかを好き過ぎるということを見せつけるだけの百合アニメに感じてしまったにゃ。
TVシリーズの最後3話でそれまでの伏線を回収し、まどかの為に頑張っていたことがわかったほむらを好きににゃったのだけど……。この[新編]ではかなりのマイニャス。こういう世界を望んでたっていう前半は理解できるしぐっときたけど、後半はにゃー。まどかとほむらに特別な思い入れがあるわけではにゃいので、悪魔化してから(というか「愛よ」とか言った瞬間)急に冷めてしまったにゃ。「愛」とか言ってる割にまどかの決断と想いを受け入れられにゃいほむら、なんにゃん?

でもほむらが作り出した世界で、ちゃっかり楽しく過ごすことが出来たさやかと京子には、素直に「良かったにゃー」と思ったにゃ。あと演出や映像はとても綺麗で、最初からイヌカレー炸裂!ウテナとか好きな人には映像だけでもオススメにゃ。

藤本エリのレビュー

演出 10
脚本 10
作画 10
OP / ED 8
もう残念なんて言わせない度 10
−−−−−
総合 10

アニメがキレイな最終回だったので、これ以上何を作るんだろう?という不安を抱えていた人も多かったと思いますし、私もちょっと思ってたんですが、それよりもまた動いている5人を観れた事が嬉しいです。前半はとにかくみんなの格好良さと可愛さとイヌカレー全開に夢中になりました。中盤からは、ほむらとマミさんのバトルやカッコいいさやかちゃんなど見所満載。新キャラなぎさちゃんの正体はアレだったわけですが、声優の阿澄さんはアレの時の声もやってたってことですよね?すごくないですカマンベール!? 何をしても賛否両論となる新解釈の物語で「ファンは書き下ろしが少しでもあればいいっしょ」みたいな慢心がないところがすごい。ファンが去っていっても、やりたいことをつらぬくそして、その姿勢が結果ファンを増やすのでは? なーんて、偉そうなことを思ったりしましたよ。

srbnのレビュー

演出 10
脚本 10
作画 10
OP / ED 9
愛の重さ度 10
−−−−−
総合 10

何を書いても言葉足らずになりそうなこの作品への感想ですが、先に一言だけ言うならばめちゃくちゃおもしろかったです。2度目観た時に、1度目よりも濃く、短く感じるぐらいにおもしろかったです。ライトな部分から言うと、杏子とさやかの絡みが多くてテレビ放送終了後に妄想を膨らませていた勢は大歓喜ですし、鳴き声しか発さず動きだけで存分に魅力をアッピールしたQBさんも動物的な可愛さで見所充分でした。もちろん、ほむらVSマミの時を止めた銃撃戦もすごかったし、その後のさやかもかっこよかった。散々ネタにされていた「円環の理」ってマミさんの一発ギャグじゃなかったんだ……と驚かれた方も多いのではないでしょうか。ついでに、ツッコミ入れながら観ると仁美パートは結構面白くて、「大好きです」→「……うん」の流れとか恭介氏の人間性が現れていてサイコーに良いと思いました。ナイトメア空間移行後も、謎茶会ゲームを経て仁美が元に戻る場面も良くて、スライム状になった仁美ちゃんは是非グッズになって欲しいと思いました。

この辺りの(彼女たちにとっては)平和な日常辺りがAパート、ほむらと杏子が会話をしてバスに乗るところから草原でまどかの本心を聞くまでがBパート、その後エンディングまでがCパートぐらいの3部構成みたいな印象を受けたのですが、台本上は前半/後半だそうでどこで区切れていたのか気になります。もっとも、この区切りは観ていて個人的に「はっ!?」となった場面で、少しずつ状況を理解していくほむらと同じ感覚を味わっていたかもしれません。

神様のカバン持ちであるさやかちゃんは、状況を理解していながらまどか達との日常生活を演じる役回りでしたが、テレビから通してずっと損な役回りだったと思います。今回も相当につらかったろうことが、最後の最後で記憶を操作されて普通にあいさつできる喜びを噛み締めていることからもよくわかります。本編中では、真実を知り、強くてかっこよくて、魔女を使いこなせる主役級の活躍していたのでちょっとは報われたかな。それよりも今回一番救いがないと思ったのが杏子。彼女は今回こそ制服を着ていたものの、本来他所者のポジションだったはず。魔法少女5人の中で、まどかとほむらは当事者、さやかは前述の通りでマミはベベから情報を得ていたのでほとんど状況が飲み込めないまま魔女化したほむらと戦わざるを得ない子でした。ひたすらにリンゴを食べているのも意味深に思えてきます。

まどかとほむらの結末については賛否両論あると思いますが、まあ、うんって感じです。悪魔という概念を産み出し、鹿目まどかを再構築した形になってこのまま終わる気が全くしないのは個人の一感想に留まるとは思いません。続編はよ。暁美が「AKM」だから悪魔で、鹿目は「KNM」でNはノイズだから神かな、みたいな言葉遊びをするぐらいしか今の自分を落ち着ける手立てがないのです。というか、ほむらちゃんの魔法(≒願い)を使えばいつでも転入前の病院のベッドからやり直せるんじゃね?って思うと、現時点での結果がどうなろうが関係なく、延々とまどかを愛し続ける残酷な物語が展開されるのではないかと案じてみたりもします。もしくは、前回まどかの犠牲で成り立った世界だったのが、今度はほむらが犠牲になって世界を成立させるか、あるいは滅ぼすか。最後、確かまどかって指輪つけてないんですよね。

それぞれのキャラクターの想い、言葉、行動、そのすべてに対して色々な解釈のできる良い作品だと思います。

レビュアープロフィール

ジョージ・レック
古いアニメから最新のアニメまで広く浅く監視中。ロボット・能力バトル・恋愛・日常…なんでも食う系男子。好きなアニメは「聖闘士星矢」「輪るピングドラム」「ぱにぽにだっしゅ!」

渋市飛鳥
作監や脚本よりまずは声優をチェックします。好きな声優が演じているアニメは地雷でも必ず最後まで視聴。スタジオの名前が書いてあっても出待ちはダメだぞ!

辛辣にゃんこ
ゆるくアニメを見続けているにゃんこ。1日の2/3は寝るので、最近アニメの本数が多いのが真剣な悩み。本数増やすんじゃなくて1本をしっかり長くやってほしいにゃー、と思っている。

藤本エリ
日常系アニメと、黒髪&細身キャラクターをこよなく愛するアニメ・声優好き。一番応援している声優は小野大輔さん。好きな監督は水島努さん。

srbn
OPやEDに弾幕が流れるようなアニメをよく観ていますよ。

(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion

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記者:

ウェブサイト: http://getnews.jp/

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