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“戦争のおもちゃ”のように見せたかった――映画『武器人間』監督インタビュー 日本仕様の“武器人間”まで描いてもらったぞ!

『ホラー通信』でたびたびご紹介している映画『武器人間』。“死体と武器を繋ぎあわせたナチスの最終兵器”というぶっ飛んだ設定と“武器人間”の凝った造形が話題を集めている、オランダ発のアクション・ホラー映画だ。

11月2日の公開もついに明日に迫ったさなか、今作を手がけたリチャード・ラーフォースト監督から日本へ素敵なプレゼントが届けられた。
『ホラー通信』編集部の「日本のアイテムと人間を繋ぎあわせた“武器人間”が見てみたい」というリクエストに応え、オリジナルの“武器人間”を監督自らが描いてくれたのだ。

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それがこちら、零戦モチーフのジャパンヘッドさんである。大きなプロペラと日の丸がチャームポイント。
映画本編に出てくるプロペラヘッドさんがベースとなっているようだ。ご興味のある方は公式サイトの『武器人間図鑑』[リンク]をご覧あれ。
零戦をモチーフに選んだのは監督のアイデアだが、もし軍艦をモチーフにリクエストしていたら“艦むす”が出来上がっていたかもしれない……。

また、監督はメールインタビューにも快く答えてくれた。映画の見どころも聞いてみたので、是非映画ご鑑賞前にご覧いただきたい。

リチャード・ラーフォースト監督 メールインタビュー

――監督、どうぞよろしくお願いいたします。映画『武器人間』を拝見しましたが、この作品はとても大好きな映画の一つとなっています。

こんにちは。 ワオ、ありがとう!光栄です!

――映画『武器人間』はとても奇抜な発想の映画ですが、このアイデアはどういったきっかけで思いついたのですか?

アイディアはとても古く、私の頭の中に何年もありつづけました。まだ若かった頃から、重工業というものにとても憧れていました。美しく、その強さが好きでした。
しかし、『鉄男』のような映画からも影響を受けました。奇抜さと金属工業フェチがミックスされ、肉体が技術に屈服してしまう。
我々人間は今、このプロセスの過程にいると思うのです(スマートフォンとかインターネットとか)。もっとクリーンに見えますが、その本質は一緒です。我々は、進化のために人工的なアプリケーションに屈服しているのです。

――“武器人間”はそれぞれとても凝ったデザインをしています。こういったデザインは元々お得意なのでしょうか?

幼いころ、鉛筆を持てるようになるとすぐに、絵を描き始めました。だからこれは私の性分なんです。いつも絵を描いていました。
キャラクター作りは、私にとってとても流動的で、無意識なものです。ただ私のペンから気づかぬ間に現れてくるのです。描いた後に、それが良いかどうかを判断します。キャラクターはとどまることなく現れるので、最も大切なのはそのセレクションですね。

――“武器人間”の造形のアイデアや参考となったものはありますか?

インスピレーションを与えられたのは第二次大戦中のナチの技術です。ディーゼルエンジンや兵器などです。最高の技術でしたが、それで最悪なものを生み出し、破滅的な力を加速させた。それをキャラクターへ置き換えたかったのです。
つまり、戦争のおもちゃ、のように見せたかった。「戦争おもちゃ」です。
(映画内の)ヴィクター博士が玩具製造者の息子だということもあります。これらのエクストリームなものをミックスして最終デザインを仕上げるのはとても可笑しいことだと思います。

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記者:

デザイナーと記者の二足のわらじ。ふだんはホラー通信(http://horror2.jp/)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きなバンドはビートルズ、好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

TwitterID: _reinus

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