ヘルシンキでは自転車レーンに段差がない

自転車通勤をしている方、したことのある方、いらっしゃいますか? 私も都内や地方都市で自転車通勤をしたことがあります。毎日、同じ道を通勤をしていると、じわじわと負担になってくるのが道路の段差を通るときの衝撃。「そうそう!」と頷いてくださる方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。

これに関して、今住んでいるヘルシンキで感心した風景を一つ。こちらの歩道は、自転車レーンと歩行者レーンとで別々に分かれています。上の写真のとおり、左レーンに自転車、右レーンに大人が子どもの手を引いているような歩行者の白いロゴがあり、どちらのレーンが自転車用で、どちらのレーンが歩行者用かが分かるようになっています。

専用レーンがあるのっていいな、ということももちろんですがもう一歩、さらに注目していただきたいのが、次の写真。

写真手前の横断歩道から歩道に上がるときの境目、自転車レーンの方だけ、わざわざ段差が取り除かれていますよね。これ、この場所だけではなく、どこの車道と歩道の境目でもそうなっているようなのです。まるで自転車のバリアフリーみたいですよね。(実際、車椅子の方にとってもバリアフリーになっていると思いますが。)

この一工夫、ちょっとしたことみたいですけれども、冒頭でも書いたように私は地面の段差の衝撃を負担に感じていたので、これはすごくいいなぁ、と思いました。職場の同僚の間でも好んで自転車通勤している人は多いのですが、なるほど、こういうインフラもあってのことかも知れないですね。

日本でも、このようなちょっとした配慮のあるインフラがあれば、自転車に乗るのがずっと快適になりますよね。自転車に乗っている人のイライラも少なくなって、危険な運転をする人も少なくなるかも知れない、と思うのですけれども。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「Akiko」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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