あなたは見抜けるか、それとも騙されるか ソダーバーグ最後の劇場映画『サイド・エフェクト』
『セックスと嘘とビデオテープ』が史上最年少でパルム・ドール、『トラフィック』ではアカデミー賞監督賞を受賞したスティーヴン・ソダーバーグの、最後の劇場映画が公開したらしい!
ということで観にいってきました。映画『サイド・エフェクト』
最愛の夫マーティン(チャニング・テイタム)がインサイダー取引で収監され、幸福から絶望に突き落とされるエミリー(ルーニー・マーラ)。4年の月日が経ち、マーティンが出所するもエミリーはうつ病が再発してしまい自殺未遂を犯してしまう。そこで担当医になったバンクス(ジュード・ロウ)が新薬を処方したところ、副作用で夢遊病を発症してしまい、その状態のまま殺人事件を犯してしまう。
事件の鍵になっていくのが、エミリー演じるルーニー・マーラ。記憶に新しいのが『ドラゴン・タトゥーの女』のリスベット・サランデル役で、そのときは全身ピアスや刺繍を施していたのに、今回は無造作ヘアにすっぴんという真逆の役どころ。ですが、妙に艶かしく、ついつい引きつけられてしまうのに、自然な出で立ちなのは、ルーニー・マーラの最大の魅力に感じます。担当医バンクスも、観客も、惑わされてしまうのは必然なのかも。
もはやあらすじで、殺人事件の犯人が分かっているところをみると、真犯人を探せ! ・・というサスペンス映画ではないので、ラストにどう転がっていくんだろう? と考えながら観ていたんですが、とんでもないどんでん返しが待ち迎えています。
最後のソダーバーグ劇場映画、ぜひ劇場で味わってください。
画像:公式サイトより引用
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