5つのニュースサイトの性格をまとめてみた

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新聞の発行部数が減る一方、インターネットニュースサイトの閲覧数は増え続けている。朝、新聞を読まなくても通勤中や通学中にケータイでニュースを読むことができるし、会社で仕事の前やランチタイムにニュースをチェックすることも可能だ。しかし、インターネットニュースサイトのどこを見れば、どんな内容の記事があるのかわからない人もいるのではないだろうか?

というこで、今回は大手ニュースサイト5社の、記事の方向性をチェックし、どんな人がどのニュースを読めばいいかまとめてみた。さまざまな意見はあるだろうが、あながち間違っていないはずなので参考になるだろう。

『livedoor ニュース』 …… ライブドアが運営するポータルサイト『livedoor』の記事配信コンテンツのひとつ。従来のニュースサイトは新聞に載るようなストレート記事ばかりだったが、ニュースの枠から飛び出したバラエティ豊かな内容の情報を、他のどのニュースサイトよりも先駆けて配信したことで評価されている。とはいえ社会派な記事も掲載していることから、新聞に掲載されるような記事も雑誌のコラムのような記事も読むことができる。最近は「ネットで見つけたおもしろいもの」的な記事の掲載が目立つようになっている。社会のニュースもネタもコラムも読みたい人向け。

『アメーバニュース』 …… サイバーエージェントが運営するブログポータル『アメーバブログ』に付随する記事配信コンテンツのひとつ。アメブロユーザーを含むニュースを読んだ人たちが、記事をネタにブログを書きたくなるようなネタが多い。新製品の紹介や芸能人の記事、なかでも芸能人のブログの内容に関する記事が多くみられる。また、ガチャピンの情報は『アメーバニュース』を読んでいれば逃すことはないだろう。それほど、ガチャピン情報が豊富だ。芸能記事やコンビニの新商品、エンタメ情報などを読みたい人向け。

『エキサイトニュース』 …… エキサイトが運営するポータルサイト『exciti』に付随する記事配信コンテンツのひとつ。記事タイトルだけを見ていると『livedoor ニュース』に似ているように思えるが、実はまったくそうではない。記者の体験記事が多く、より生活や趣味に近い記事が豊富に掲載されている。また「やってみたらどうなるか?」などのドキドキ記事もたまにあり、バラエティ豊かで楽しい雑誌のようなニュースサイトだ。『ニフティニュース』の『デイリーポータルZ』という実証系ネタニュースサイトと『エキサイトニュース』の『コネタニュース』は、ほぼ同じコンセプトでネタ記事を豊富に提供しているようだ。ネタやビックリするようなニュース、ドキドキするような実験コラムを読みたい人向け。

『ココログニュース』 …… ニフティが運営するブログサービス『ココログ』に付随するコンテンツのひとつであり、母体となる『ニフティニュース』に記事を配信しているコンテンツのひとつ。読者に疑問をなげかけて判断を任せる記事が多く、実にコメントを書きたくなる記事ばかりである。「記事を話題に盛り上がってほしい」というのは『アメーバニュース』が特に大切にしている部分と同じかもしれないが、『ココログニュース』は社会派な記事の比率が多いように思える。よって、読者は社会の事象を学びつつ、それに対して返答(コメント)したくなるという流れは非常に素晴らしい。ネタ的な記事は少ないものの、ネタ好きが読んでも楽しめる、安心できる記事といえる。ネタでちょっと楽しみつつも、社会のことを知ったり、より深く事件や事象を考えてみたい人向け。

『Yahoo!ニュース』 …… ヤフーが運営するポータルサイト『Yahoo! JAPAN』の記事配信コンテンツのひとつ。過去はポータルサイトのHNKといわれるほどマジメな記事が多かったが、ここ最近は小さなニュースサイトの記事も配信するようになってきたため、ネタ的な記事が多くなってきた。社会、芸能、エンタメ、ネタ、すべてのジャンルの記事がまんべんなく掲載されているものの、ネタ記事は『ネタりか』というネタニュースのコーナーにされているため、『Yahoo!ニュース』とは別物とされているのでアクセス数はかなりの開きがあるようだ。とにかくオールマイティに、広くさまざまなニュースを読んでみたい人向け。
 
 

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