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『おしりかじり虫』の“うるまでるび”がアニメ制作ソフト『PICMO』をリリース

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伝説のテレビ番組『ウゴウゴルーガ』で注目され、『おしりかじり虫』で国民的人気クリエーターとなった“うるまでるび”。11月にリリースしたアニメーションCD『小吉物語』がオリコンインディーズチャート1位を獲得するなど、クリエーターとして現在も活躍中の彼らが12月8日、新しいアニメーション制作ソフト『PICMO』をリリースしました。

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『PICMO(ピクモ、Picture Motion Software)』は、“うるまでるび”が使いやすいアニメーション制作ソフトを目標に2003年から開発してきた『うるまでるびペイント』を完成させ、商品化したもの。初心者にもわかりやすく、短時間にアニメーションを制作できる機能をそろえているのが特徴です。

12月8日に東京・青山のこどもの城で開催された記者発表では、“うるまでるび”のうるま氏が実際にアニメーション制作を実演しながら『PICMO』の機能と特徴を紹介しました。

『PICMO』の特徴は(1)試行錯誤が容易(2)作成した絵を自然に変形できる(3)マウス操作により動きがつけられる(4)複雑な動きやタイムラインアニメーションにも対応(5)作成したアニメーションを『YouTube』などで共有できる—-の5点。共同開発者として、3次元お絵かきソフト『Teddy』を開発した東京大学准教授の五十嵐健夫氏やテキストエディタ『VZ editor』の作者であるプログラマーの兵藤嘉彦氏が参加し、新しい技術や使いやすいインタフェースのノウハウを盛り込んでいます。

・試行錯誤が容易

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最初に絵を描くペイントツールの機能が説明されました。画面に丸を描いても、一般には円になりにくいですが、一度描いた線を『いい子いい子ペン』と呼ばれるペンでなぞるように操作すると、円に近い線にスムージングしてくれます。

描いた線は自分の形状を保持しようとするので、任意の場所をドラッグしても元の形を変えずに変形が可能。図形に色を塗った後は、RGBの値を変えるなどして任意に色を変更できます。このように、描きながら試行錯誤して絵を仕上げていくのが容易に設計されているのが特徴です。

・作成した絵を自然に変形

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続いて、アニメーションの動きをつける機能が紹介されました。作成した絵に制御点となる“ピン”を配置すると、ピンをドラッグすることで絵を自然に変形させて動かすことができます。たとえば人間の絵を描いた場合は頭、胴体、両手、両足の6ヵ所にピンを配置すると、歩く動作などがドラッグで簡単に再現できます。

自然に変形できることが大きなポイント。五十嵐氏によると、絵を三角形の要素に分解して、変形させた後にそれぞれの三角形の歪みが最小になる手法を採用しているそうです。従来、空間を歪ませて変形する手法は形が不自然になり、物理シミュレーションで計算する手法は計算に時間がかかっていました。

『PICMO』で最も簡単なアニメーションの作り方は、『録画モード』でピンをドラッグした動きを記録すること。作成した絵にピンを配置し、ドラッグしていくことにより、5分程度でアニメーションを作成することができました。

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記者:

宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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