CGアニメによる“生放送”が実現! 次世代メディア「TomoNews」が厳選する上半期ニュースランキング

約1分のアニメーションを通して事件や芸能ニュースを分かりやすく伝える、台湾発の次世代のメディア「TomoNews」。多くの時間とコストがかかるCGアニメーション作りを、最速90分で行うという驚きの制作風景を以前ご紹介しました。
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http://getnews.jp/archives/389453
7月11日には、2013年上半期に配信した1,000本以上の動画ニュースの中から「スタッフ厳選ニュースランキング」を発表。YouTubeチャンネル「TomoNewsJP」にて、CGアニメを用いた生放送に初挑戦! 筆者はその模様を特別に見学させてもらいましたので、レポートと共に振り返ります。
低コストで生放送が出来る理由は手作りと工夫

今回の生放送を実現したのは、フェイスシフトやモーションキャプチャーの技術と、独自のワークフロー。演者の女性の顔と体の動きがそのままCGアニメに反映され、その場ですぐアニメによる生放送が行えるというわけ。TomoNews編集部内にある小部屋の中には、手作り感あふれるセットが。

もちろん高価な機材もありますが、手作りの「ON AIR」を知らせるライトなど、様々なアイデアが見られます。この様な工夫の数々のおかげで、今回の生放送は3,000ドルの低コストで行う事が出来たそう。

モーションキャプチャーというと、全身タイツを着用して、体全体の動きを読み取るイメージがありますが、今回の生放送では、既に完成しているアニメの“モデル”と演者の動きがシンクロする様になっています。細かい手先の動きを伝える手袋をはめて、

2台のカメラに、動きをデータで伝えます。

この様に、演者が表情を変えればアニメの表情も変わる!

演者の動きとアニメの動きが同時に変わるのがとっても面白い。まさかこのAKB48風の衣装に身をつつんだ安部首相そっくりのアニメを、女性が動かしているなんて想像できません。