サザン、岡田准一主演映画「永遠の0」主題歌に新曲“蛍”書き下ろし

 

 

サザンオールスターズの新曲“蛍”が、12月21日に公開されるV6の岡田准一主演の映画「永遠の0」の主題歌に決定した。

 

(C)2013「永遠の0」製作委員会

 

「永遠の0」は、百田尚樹のベストセラー小説を「ALWAYS三丁目の夕日」などで知られる山崎貴の監督により実写映画化したもの。司法浪人の青年・佐伯健太郎とその姉でフリーライターの慶子が、太平洋戦争の際に特攻で戦死した祖父・久蔵について調査し、戦後60年に渡って封印されていた意外な事実にたどり着くという、〈人は何のために生きるのか〉という根源的なテーマを問いかけるヒューマン・ドラマだ。岡田は死を恐れる性格だったにも関わらず特攻に志願した戦闘機乗りの久蔵を演じ、三浦春馬、井上真央ら豪華キャストが脇を固めている。

そんな映画のためにサザンは新曲“蛍”を書き下ろしで提供。映画の制作サイドから「サザンでぜひ主題歌を」という熱烈なオファーを受けると共に、制作途中段階の映画を見た桑田佳祐がその内容に強く共感したことから今回のタイアップが実現したという。“蛍”は桑田がオーケストラをバックに情感豊かに歌い上げる美しいバラードで、「永遠の0」の世界観に寄り添いつつも、普遍的な平和への祈りが込められた楽曲とのこと。なお、サザンが映画に主題歌を提供するのは、桑田が監督を務めた映画「稲村ジェーン」の“真夏の果実”以来23年ぶりとなる。

この新曲は8月7日にリリースされるサザンのニュー・シングル“ピースとハイライト”に収録。同作にはその他にも、三井住友銀行のCMソング“栄光の男”、原由子が作詞/ヴォーカルを担当する“人生の散歩道”という話題曲が収められる。

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桑田佳祐 コメント

「家族のために必ず生きて帰る。それこそが愛ではないか。」そう信じ、〈待っている人がいる〉ことそのものが生きる力となり、生きる原動力となっている。現代を生きる私たちにも通ずる、そんな主人公宮部久蔵の姿に非常に大きな感動をいただきました。

この映画の中に流れている〈平和への祈り〉のようなメッセージを、私なりに音楽という形を通じて、多くの方々に伝わっていくためのお手伝いが、少しでも出来ればと思っております。そして、この映画が大成功されることを心よりお祈り申し上げます。

 

山崎貴監督 コメント

【主題歌アーティストがSASに決まったことについて】
伝説のグループ〈サザン〉が、復活そうそう僕たちの映画の主題歌をやっていただけるということに大変興奮しています。早くみんなに自慢したかったのですが、今日までは封印して来ました。やっと言えます(笑)

【主題歌“蛍”を聴いて感じたこと】
切なさの中に希望や覚悟が内包されている素晴らしい楽曲だと思いました。
映画本篇に続けてこの曲を聴いたとき、何か〈救われた〉という想いがあふれてきました。
画面には雲が映っていましたが、そのどこかで宮部さんが微笑んだような気がしたのです。
この曲が観客の胸のさらに奥深い場所に映画のメッセージを届けてくれるであろうと思います。

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