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『俺はまだ本気出してないだけ』福田雄一監督インタビュー「無職って全然自由じゃないですよ」

福田監督

「本当の自分を探す」と会社を辞めたものの、毎日朝からゲームをしながらダラダラ過ごすダメ中年男の生活を描いた漫画『俺はまだ本気出してないだけ』。『勇者ヨシヒコと魔王の城』『コドモ警察』『HK/変態仮面』などを手掛ける福田雄一監督が手がけた同名映画が6月15日より公開となります。

原作では、小太りヒゲ面のさえないおっさんである主人公のシズオを演じるのは、何と堤真一さん。この衝撃的なキャスティングも大きな話題となりました。

今回は福田監督に堤さんのキャスティング話から、ご自身の“本気出した”エピソード、今話題の指原莉乃さんについてまで色々とお話を伺って来ました。

oremada

――まず、お聞きしたいのは主人公・シズオ役が堤真一さんという異例のキャスティングについてなんですが。

福田監督:俺の中ではそんなに異例でも無いんですよ。確かに、漫画の中のシズオの絵って、坊主頭で小太りで、いかにもサエないおっさんって感じで、いつもの堤さんのイメージからはかけ離れていますけど、飲み屋での堤さんって結構くだらない感じなんですよ(笑)。あと、あえて漫画を実写化するならば、そっくりそのままに作るのもあんまり意味も無いと思っているし、シズオを例えば蛭子さんにするとかいう選択支は無かったですね。

――確かに、作品を観ていると堤さんがどんどんシズオに見えてきました(笑)。

福田監督:映画の中ではアドリブもたくさんしてくださっているんですが、だんだん堤さんが“行き過ぎた”演技をする様になって、俺がストップをかける事もありました。「堤さん、それはやりすぎです」って。普段の格好良い堤真一が完全に消えてしまうのは、さすがにまずいだろうって焦りましたよ。

シズオの言動ってムカつきますよね。で、俺にソックリ。Tシャツにトランクス姿でゴロゴロしながらゲームをしているシーンなんて、自分の分身かと思うくらい。

――堤さん、橋本愛さんら俳優陣に加えて、ムロツヨシさん、佐藤二朗さんら福田作品お馴染みのキャストもファンにはたまりませんね。そして、指原莉乃さん。監督は指原さんを起用する事が多いですが、AKB48では指原さん推しなんでしょうか?

福田監督:それ、よく言われるんですけど、俺は指原推しなんて言った事一度も無いですからね! 去年総選挙を見させてもらった時に「山内鈴蘭ちゃんが可愛い」って言ったら、指原のファンから「推し変だ」とか「裏切った」とか言われて、最初から推してないっていうの。

起用するのは、あの絶妙なブス加減が今芸能界に指原しかいないから(笑)。この映画の中ではシズオの担当編集者・宇波を演じてもらっていますが、シズオが描いた漫画をバッサリボツにするシーンで、あいつの人をイラつかせる感じが欲しかったんですよ。

――今年公開された『コドモ警察』でも、非常に人をイラつかせる演技をされていましたもんね(良い意味で)。そういった、原作とはイメージの異なるキャスティングを含め、漫画原作というプレッシャーは感じる事は無いのでしょうか?

福田監督:あんまり感じませんね。というのも『THE3名様』も『俺はまだ本気出してないだけ』も、俺のフィールドの中にある作品だと思っているから。仮にもしも『僕等がいた』の監督をやる事になったら、めちゃくちゃ悩むと思うんだけど(笑)。

oremada

――本作も監督らしい演出が炸裂していますものね。監督自身は過去に“俺はまだ本気出してないだけ”って思ったことあったんですか?

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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