なんじゃこりゃあ! 近年稀にみる感動的 “謎” 映画『かいじゅうたちのいるところ』

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Where the Wild Things Are

いや、言いたいことはわかる。でもなぜその設定!? でもなぜその終わり方!? 疑問が疑問を呼ぶ映画、『かいじゅうたちのいるところ』。その作品を試写会で観た記者は、「そんな野暮なことを考えずに観る映画なんだよ!」ということは重々承知なのだが、どうしても疑問ばかりが頭に浮かぶ。

ネタバレになるので多くは語らないが、試写会場ですすり泣く観客もいたことから、感動が感動を呼ぶ映画なのは間違いない。もちろん、記者も心の琴線に触れるシーンがいくつもあった。どんなことを伝えたい映画なのか? 一言でいえば「人と人との付き合い方がうまくいかないもどかしさ」を “かいじゅう” という人ならぬものを擬人化して表現しており、人間の子どもが “かいじゅう” たちとの触れ合いで心の成長をしていくというもの。そのなかで、 “かいじゅう” たちも心の成長をさせていく。

この映画、人間の子どもと “かいじゅう” たち、そして動物たちが登場する。つまり3種族が登場するのだが、 “かいじゅう” たちは自分と人間の子どもを同類としてみており、同じ人間と思っているようだ。しかし、とあるシーンで “鳥型かいじゅう” の腕がもげるのだが、ギャァアアー! と叫んで砂がサラサラと出るだけで特に痛いようすもない。そのあとのシーンでは、肩に木の枝を刺して腕代わりにしていた……。いや、そんな描写は直接ストーリーには関係ないのだが、「どうして!」と疑問に思うのも確か。

エンディングもけっこう謎だらけだが、この映画が伝えたいことだけはしっかりと心に届いた。この作品にアメリカで知らない人はいないというほど有名な原作がもとになっており、子どもたちをメインに人気を博している作品だ。涙を流して感動したい人、記者のように野暮なツッコミをしない人は、ぜひとも劇場に足を運んで欲しいものである。え? どんな映画かまったくレポートになってないって? 来年の映画なんだからもうチョット待つべし! ガジェット通信編集部は、感動的で変すぎる映画『かいじゅうたちのいるところ』を応援していくぞ!

作品: 『かいじゅうたちのいるところ』
公開日: 2010年1月、丸の内ルーブル他全国ロードショー
公式サイト: http://www.kaiju.jp
配給: ワーナー・ブラザース映画
(C) 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.

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