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日本の若者は恵まれていない?

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今回はメカAGさんのブログ『疑似科学ニュース』からご寄稿いただきました。

日本の若者は恵まれていない?

「日本の恵まれない若者たち?「世代間格差」を知ってますか?」 2013年05月13日 『ihayato.書店』
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/23671

何でもかんでもGDPで正規化してOECD諸国と比べて、日本の○○は劣っている!と馬鹿の一つ覚えのように言う風潮はなんとかならないもんかね。

それぞれの国にはその地理や歴史や文化や国民性による特徴があるわけで、何でもかんでも「同じ」にしようというのは、個性を重んじるイケダハヤト先生の言動とは思えませんな(笑)。どの国も同じ(=均一)にしたいの?

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これは以前も別のエントリで述べたけれど、それぞれの国民性の違いが大きい。大きな政府と小さな政府の話と同じで、国が補助するのがいいのか、むしろ民間の活力に任せるのがいいのか。

アメリカが日本よりも少ないことからわかるように、必ずしも国の補助が多いのが正しいわけではない。むしろ多い国は国の補助がないと社会が立ちいかないという見方もできる。

国から補助をたくさん受け取るということは、その分税金もたくさん払っているということ。まあもちろん税金は子育て世代以外も払うけどね。富をどう再配分するのが適切かは複雑な問題。

日本の実情がこうで、こういう問題があるから、こう改善すべきだ、という主張ならいいが、グラフを見て「ここが他の国と違う」とか言って判断すべきものではない。

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あとこれも何度も述べたけれど、親の世代を年金などの社会保障で国が補助しなければ、子供が自分の親の生活費を自分の給料から直接払わなければならない。昭和の時代はそうしていたわけで。

いまは間に国が介在して一旦全部集めてプールしてから再配分してるから、負担も平均化されているけど、収入の低い人が自分の生活費はもちろん親の生活費まで直接負担しなければならなくなると、辛いんじゃないの?

今の若者は自分の親の生活を国が補助するのがそんなに気に入らないのかねぇ。自分が直接親の生活費を負担したい、と。まあ見上げた心がけだけど。自分が払ってる年金よりも親が貰ってる年金の方が多いわけで(だから赤字なのだ)、それを直接払うということは、いまよりも若者の負担が増えるということ。

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むかしは二人以上子供を作る親が多かった。なぜか?そうしないと子供の負担が増えるからだ。一人だと子供一人分の給料で親2人を養わなければならない。だから少子化の問題もなかった。

それを国が行うことに切り替えたために、むしろ子供は1人の方が合理的になった。教育費は一人の子供に集中投下した方がいいし、親の生活費は国が負担するから、子供が一人でも二人でも変わらないからね。

それぞれの国はそれぞれの方法で社会のバランスをとっているわけで、一部だけ見て「ここが違うから同じにしろ」というのは馬鹿かと。自分の都合のいい部分しか見ずに、あれは不公平だ、これは不公平だという、まさに典型的な若者の姿ですな(笑)。

繰り返すが日本の社会システムのことを考える時、他国と比べてどうこういうべきではない。それは子供の通知表を見て、○○の科目の点数が低いから、頑張りなさいというようなもの。欠点ばかり直してもなんの取り柄もない国にしかならない。日本に合った日本独自のシステムを考えるべき。

執筆: この記事はメカAGさんのブログ『疑似科学ニュース』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年05月16日時点のものです。

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