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日本人の思考力を奪っているのは平和主義ではないだろうか

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今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

日本人の思考力を奪っているのは平和主義ではないだろうか

別に特定の誰かではなく、ネットのいろいろな人の言動を見ていると、こんなに頭の良い人が、なんでここで思考停止するのだろう?と思うことが結構ある。

以前も述べたけれど平和主義&反戦というのは、どこかで思考停止しないと合理的には正当化できないものなのだよね。一番わかり易いのは人の命を絶対視すること。他にもいろいろあるけど。

むろん人間を思考停止に追い込むのはそれだけではない。戦前の天皇崇拝だってそうだし、科学を絶対視するのだって、他の分野に対する思考停止。

疑似科学叩きとかでネットで相手の非論理性・非合理性を批判している人間が(これも特定の人間を指しているわけではないが)、平和主義だったりする。メルヘン思考はおまえもだろう、と言いたくなってしまう。

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まあようするに思考停止の理由はさまざまだけど、多くの日本人が共通して、かなりの割合で抱えているものをひとつ上げれば、やっぱり平和主義ではなかろうか。

別にすぐに戦争をやれ、と言うわけではないが、やっぱそういう選択肢&可能性も含めて考えないとね。しかも思考というのは一部だけ停止することができない。

タブーを設定すると、それに連なる思考も忌避しなければならなくなり、どんどんタブーの領域が広がっていくのだよね。しまいには全然関係ない分野にまで悪影響を与える気がする。

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戦争肯定をウリにしている政治家や評論家は別とすれば、日本の多くのオピニオンリーダー、企業の成功者とか、政治家、評論家、芸能人、研究者などは、平和主義が多いと思う。

というのも彼らは戦争を否定する現在の日本のルールの中で西欧してきた人々だからだ。簡単にいえば現状で儲かっている企業の社長は、戦争を起こされて商売が台無しになることを望まないだろう。

でもそれは絶対的に正しいわけではなく、たまたまそういうルールで勝利した人が、自分に有利な現状(ルール)を肯定しているだけだ。

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以前「希望は戦争」という主張が物議をかもした。これを閉塞した日本の社会の象徴と捉える人が多かったけれど、それはあくまで現状の日本のルール(価値観)を基準にするからそう見えるのであって、世が世なら戦乱で勝ち進んだ武将が高く評価された。

つまり戦争が日常的に行われる社会なら、優秀な軍人こそがその社会の成功者になる。また軍需企業の社長が大きな発言力を持つ。アメリカみたいにね。

それがいいか悪いかは、神のみぞ知るところ。現状の日本の価値観が未来永劫正しいとは限らない。実際、最近の日本を取り巻く情勢は、日本自慢の平和主義に江戸時代の黒船襲来のような動揺を与えている。

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日本人って、イノベーションだなんだと言うわりには、一方で思考を縛りたがるよね。個人の思考を縛れば縛るほど、社会は良くなると考えている。みんなで何が正しいかを決めて、全員をそれに従わせようとする。しかも一度決まった価値観は、もう異議を挟むことすら許さない。思考停止だよね。

日本社会では行動をすることはおろか、口に出すことすら許されないようなことが残念ながらたくさんあるようだ。それは時間をかけてでも変えて行かなければならない。

それまでせめて自分の頭の中だけでは、タブーを取り払って自由に思考すべきだろう。そうすれば日本人の思考力のポテンシャルは上がると思うんだけどね。そうでないとなんか考えようとするたびに、あちこち障害物があって、不自由じゃん。A地点からB地点に行くのに、わざわざ遠回りしている人が結構いるような気がする。まっすぐ歩けば近いのに。

一言で言うと、平和主義者は思考力のどこか欠陥がある。なければ自分で欠陥を作り出す。それが戦後の平和教育が日本人をダメにした。別に「大和魂万歳!」とかいう教育が妥当だとは言わないが、平和教育も大和魂万歳と同じぐらい、現代の日本人の思考力に悪影響を与えている。

子供の頃から「戦争のことは考えちゃいけません」と刷り込まれているので、思考力のかなりの部分がブロックされてしまっている。で、戦前の人々がそれをおかしいと思わなかったように、今の日本人も自覚がない。思考はあらゆる制限から自由になるべき。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年05月15日時点のものです。

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