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これは問題発言かい?

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今回はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。

これは問題発言かい

数日前の麻生元首相の発言をネットで読んで*1正直それが問題発言だとは思わなかった。

*1:「麻生氏「私はさっさと死ねるように」 終末医療で発言」 2013年01月21日 『日本経済新聞』
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2101P_R20C13A1PP8000/

マスゴミの発言なんていうのは、はじめから「こうあって欲しい」という願望という名のバイアスがかかった記事を書くことは誰でも知っているので、前後の完全な文脈を読んでからでないと判断など出来やしません。

本来、マスコミというのは単純に事実だけを伝えてくれれば良くて、余計な偏った解説など全く必要ないというのが私の考え方で、この手の「批判」ベースの報道はよほど注意深く見ていないと本当のところを見失ってしまいます。
一体1)何時 2)どこで 3)どういう聴衆を相手に 4)どのような文脈で 5)何を 話したかというところを全て理解した状態で判断を開始する事が出来るのですが、この記事では3・4・5の部分がゴッソリ落ちています。(笑)

まあ、マスゴミ的に導きたい結論は麻生は弱者たる老人を死に追いやる悪者であるという感じでしょうかね。w 私的には、どんな状況で言ったにしてもこの発言、何も謝るような事言ってないと思うんですけどね。

実際、研修医をしているときにも集中治療室や末期・緊急医療の現場等では、本当に一週間の治療で一千万を超える治療が自分の目の前でどんどん行われ、かつその人達の多くが亡くなっていくのを見守りながら、指導医の治療を手伝う日々でした。(無論、治療が奏効しみるみる治っていく方を見るのも非常な喜びでしたが!)治療していても、正直、現代の医療技術では「残念だけどただの延命だな・・・」という事が明白な場合でも、家族の意向がありかつ、方法論的に心臓と呼吸器の機能を維持する方法が使えるものであれば、意識が戻る可能性が無くても取り敢えずは生命は維持出来ますが、実際にはそれを長く続けていくと、多くの高齢者では次第に腎機能、肝機能が落ちて行き、最後にはDICや肺炎の状態で見た目にも「悲惨」な状態で亡くなるのです。

ですから私「も」どんな文脈であれ、常識的に見てどうも助からんな、、、という状態になったら「自分に対する」一切の延命治療など御免蒙るというのが本音ですし、嫁さんにもきつく言ってます。その判断がどうであっても、我が家の人間以外の誰かが嫁さんには文句を言う筋合いには無いです。たとえ我が子であっても。実はこれ、実家の両親も同じ様なことを私に申し渡していて、一切の意味無き延命治療は不要!ときつく言われています。「意味無き」とはどういうことかと聞かれる方も居られるかもしれませんが、それはその家族が持つ「常識の範囲」ということで十分だと考えます。

実際の医療現場では御家族の方々が回復を望む日々が続いても、一週間二週間と経ち、家族の方々御自身が自分達の眼で見て、更に医師団の説明を受けて、今後の状況が回復の見込みが無く、日々明らかに状態が酷くなっていくような時には、脳死を確認した後、多くの場合親族の代表の方や配偶者、子供さん、親御さんの何れの方が出てこられて生命維持装置を使用しないことに同意される事も実際は多いのです。(それでも多くの方は迷い、悲しみ、その辛い選択を実行する事は出来ませんし、それも当然で誰も非難など出来ません。技術がそれを可能ならしめているのですから・・・。)

では私はどうかというと、我が家的には、お互いに家族親族のことで他人のおせっかいは受けたくないし、あっさり、さっぱりとあの世に旅立ちたいものです。しかし、まあこういう事で延々と延命の話を続ける事ができるのはきっと哲学的で「自分探し」も好きな人なんでしょうね。私は基本的に生きるというのは「あの世までの暇つぶし」であって、その間に素晴らしい経験や感動的な体験が出来ればmuch betterという程度の人生観ですので、、、。それが出来なければもう結構と言う感じで、こんなことを言っていつも嫁さんに「あんたは生に関して淡白すぎ。もっと長生きしてもらわな困る!」と怒られてますが・・・。

まあここで大事なのは、何かにしがみついてでも、石に齧り付いてでも長生きしたいという人達のことを排除せずに、それはそれで一つの生き様として尊重することだと思います。私が生きて世話をせねばならぬ子が居る、世話をせねばならぬ親が居るというような方々には何が何でも生きてもらうというのも一つの選択。実際、人の死生観を他人がとやかく言う、軽々しく語る等というのは本当は出来ない相談だと思います。

さて、ちょっと脱線しましたが後の別ソースのフォロー記事によると、この麻生さんの発言は「自分の場合」に関して話した話という事が判明しているのですが、結局「火のない所での煙の発生」を意識したのか、詫びを一本入れて尻を拭っちゃいましたね。マスゴミはこの手の意図的な中抜き飛ばし記事に関しては後日謝るようなことは意図的にしませんので、まあ、公正な報道をこの国のマスゴミに望んでも無駄なことは中学生以上の多くの人間にとっては半ば常識でしょうが。
社会の木鐸と自称される方々のいう社会というのは編集部の中の人間、まあ大きく見積もっても自分達の新聞社の社屋の中程度の広さですから勝手に己の木鐸を打ち鳴らしてそれを自分達の世界の死の晩鐘としてもらいましょう。大マスゴミに栄光あれ。

執筆: この記事はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。

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