食中毒騒動後に『ペッパーランチ』で食べてみた / ブログコメント削除で再炎上

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腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒を起こした大手ステーキレストランチェーン『ペッパーランチ』。同店を運営する株式会社ペッパーフードサービスは、食中毒が発生した店舗だけでなく全店舗の営業を停止し、再教育や清掃などを行っていた。

9月10日現在、『ペッパーランチ』はすでに営業を再開しており、O157の感染原因とみられる角切りステーキを除いたほぼすべての料理を提供している。営業再開にあたって従来と違う点がひとつあり、それは肉をよく加熱して提供しているという点だ。

いままでは生肉を熱い鉄板に盛り付けてテーブルに出していたが、今回からはスタッフが肉を調理してから出しているという。つまり、生肉ではなく焼いた肉を出し、食中毒防止をしているわけである。そこでガジェット通信編集部は『ペッパーランチ』で実際に料理を食べてみることにした。

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店舗入り口には、角切りステーキの販売を停止していることを告知する張り紙があった。どうやら、角切りステーキのみ食べられなくなっているようだ。14~15時ごろ店内に入って着席。椅子は15席ほどあるようだが、客は記者ともうひとりの2人のみ。時間帯的にこの時間は人がいないのかもしれない。

記者が注文したのは、ペッパーステーキ(霜ふり)のセットだ。ステーキのほかにサラダ、ドリンク、ライスがついてくる。注文すると、スタッフが厨房でジュウジュウと焼きはじめた。今までならば、生肉を鉄板に盛り付けしてすぐにテーブルへと出していたが、やはりしっかりと焼いてから出すらしい。

記者の前に出されたペッパーステーキは、確かに表面がしっかりと焼かれていた。しかし、肉の内部はまだまだ赤くなっており、熱が通っていないようだ。ステーキは生焼けが美味しいといわれているため、これくらい生な状態がベストなのかもしれない。

「生は絶対に嫌だ」というお客さんは、少し放置しておけば鉄板の熱が通って、内部まで焼けるようになっているようだ。また、スタッフにいえば再加熱してくれるそうなので、不安ならお願いしてみるといいかもしれない。ちなみに、もやしが生の状態なのは今までと同じのようだ。

調理についてガジェット通信編集部(東京産業新聞社)が株式会社ペッパーフードサービスに取材をしたところ、「従来は野菜と生肉を鉄板に盛り付けてすぐにお出ししていましたが、今回から肉を両面焼いてからお出しするようにしています。つまり、生の表面がないようにしているわけですね」とのこと。完全に内部まで火を通すことはないようだが、表面はしっかり焼くようなので、味を損なわずに安全面も徹底できるようである。

しかし、各店舗の清掃の徹底や肉の調理はいいとして、別の方面ではいまだに非難の声が上がっている。ニュースサイト『探偵ファイル』は『ペッパーランチ、ブログのコメント全削除という暴挙』と題し、株式会社ペッパーフードサービス社長のブログに書かれた一般人コメントがすべて削除されたことを報道している。ブログには誹謗中傷ともとれるコメントが寄せられていたものの、真剣な意見も多数コメントされていたからだ。

今回のコメント全件削除は、臭いものにはフタ、都合の悪いことはスルー、そんな印象をもたれても仕方がない行動といえるだろう。今からでも遅くはない。コメントをすべて表示可能にするべきではないだろうか?

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