よく眠れる身体・環境を作るには?

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 私たちは人生の3分の1もの時間を人は睡眠に費やしている。それくらい、睡眠は大切なことだ。
 しかし、日本人の5人に1人は睡眠に関してなんらかの悩みを持っているとも言われている。ストレス社会の中、悩んでいる人は多いのだ。
 では、どうしたらグッスリ眠ることができるのだろうか。

 『7分で眠れる超熟睡法』(小野垣義男/著、マキノ出版/刊) では、安眠マッサージの方法や効果を中心に、睡眠のしくみや不眠になる原因、本書の著者であり、内科医でもある小野垣氏が日々の診療で患者さんに指導している睡眠衛生、そして、睡眠薬の特徴や使い方なども解説していく。

 家庭や職場、人間関係など、日々ストレスの種はそこら中にある。眠るときぐらいはストレスから解放されて、グッスリ眠りたいもの。そこで、快眠を得るために重要なのが環境作りと生活習慣だ。
 例えばお茶やコーヒーなどに入っているカフェインは眠りを妨げることで知られているが、逆に食べることで快眠を誘うものもある。
 睡眠物質であるメラトニンは、トリプトファンというアミノ酸から合成される。しかし、トリプトファンは体内で合成することができないので、食事から摂取する必要がある。食品から取り込まれたトリプトファンは、脳内でセロトニンという物質に変わり、その後、メラトニンに変化することになる。そのトリプトファンが含まれている食品が、牛乳、ゴマ、カツオ、秋刀魚、鶏レバー、鶏卵、海苔、チーズ、バナナ、ココアなどだ。トリプトファンが体内でメラトニンに返還されるまでには一定の時間が必要なので、朝食で摂るのがいいという。
 ほかにカイワレダイコン、シュンギク、アシタバなど、メラトニンそのものが含まれている食品もある。これらの食品を意識的に摂れば、よく眠れる体作りに役立つことになるそうだ。

 また、布団の中の温度も快眠には大切。夏は涼しく、冬は暖かくが快眠の基本だ。しかし、冬は布団の中が冷たくて温まるまでなかなか寝つけないという人は多い。
 そんな場合は電気毛布を活用して、布団の中を温めておくのがいいだろう。冬は、寝具内の温度が30〜35℃になると、快適に眠れることができる。ちなみに、快適に眠ることができる室温は15℃〜26℃、湿度は50%とされている。

 ストレスを解消するというのはなかなか難しいもの。まずは、眠れる環境作りや生活習慣を整えることが、不眠を改善する第一歩となるのではないだろうか。
(新刊JP編集部)



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