激戦を乗り越え東京高専のチームが世界2位に!! 学生ITコンテスト『イマジンカップ』
既にガジェット通信では、世界中の学生が集まり高い技術力とプレゼン能力を問われる大会『Imagine Cup(イマジンカップ)』の決勝に日本代表の2チームが進出したことをお伝えしたが、東京高専のチーム「Coccolo(ココロ)」が最も強豪ひしめくソフトウェアデザイン部門で2位となり、150以上の国と地域から35万人以上の参加者が集まる本コンテストで快挙を達成した。
ソフトウェアデザイン部門のレベルの高さ
前回の記事にて紹介した手話をモーションキャプチャーで翻訳するシステムやキネクトを使用し対象を自動追尾するショッピングカートなど、本部門は非常にレベルが高い。そんな中「Coccolo」は可視光通信という光での通信方法をLEDライト・コントロールサーバ・WindowsPhoneでのリモコン等々、パッケージで非常に実用的にまとめ、また会場から万雷の拍手を貰うほどの高いプレゼンテーション能力で栄光を勝ち取った。上述した他チームの作品も1位と3位を受賞したが、正直どのチームも甲乙つけがたいほどの魅力に溢れていた。
全ての日本チームが本当に素晴らしかった
「Coccolo」ばかりではない、日本のチームはどれも素晴らしいクオリティで審査員を魅了した。トップ3には入らなかったもののトライデントコンピュータ専門学校の「Team*Blossom(チームブロッサム)」の3Dパズルゲームは他のゲームと一線を画すバランスの良さでファイナリストに。また惜しくもファイナルには残れなかったがバンタンゲームアカデミーのチーム「Esperanza」も完成度が高かった。被災地における瓦礫の撤去をリアルタイムストラテジー(RTS)で処理していく『BLUE FIELD』というゲームだが、各キャラの作り込み、ゲームの操作性など決して他の作品に勝るとも劣らない出来だった。
『Imagine Cup 2012』も終了 次回はロシアだ!そして求む!挑戦者!
各賞の発表が行われた後、次回の開催地がアナウンスされた。次回のイマジンカップはロシアで行われる。7月のロシアは、イメージされがちな”雪の国”とは全く異なりTシャツで過ごせる、というよりTシャツでも暑いくらいの時期だ。来年のイマジンカップではそんな”暑い国”ロシアでどのような熱いドラマが生まれるのか、またどのような驚きのアイデアが飛び出すのか。今回、大会参加者・審査員・関係者の方々に話を伺ったが、どの人からも口に出るのが「信じられない程の経験を得られる」という点だ。確かに今回参加した日本のチームも本大会で1日毎に成長を感じられるほど、非常に刺激的な環境であった。と同時にこのようなイベントに参加できる学生さん達のことを羨ましくも思った。興味を持った学生は是非、果敢に挑戦して彼ら彼女達が感じたこと、そしてなぜ成長出来たのかを身をもって共有して貰いたい。
インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。
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