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動画アワード2011グランプリ受賞・あかへる、「車載動画」の魅力語る

右フロントロー カメラ

一年間に投稿された動画のなかから、高い評価を得たものを顕彰する「動画アワード」。昨年(2011年)のグランプリを受賞したのは「車載動画」というジャンルに属する動画だった。車載動画とは、車やバイク、自転車などにカメラを固定し、走っている様子の映像を撮影してインターネット動画サイトで公開するというものだ。

・動画アワード2012 – 公式サイト
http://rd.nicovideo.jp/cc/award/news

グランプリを受賞した車載動画「CBR1000RRとC57 1 貴婦人」は、動画投稿者の”あかへる”さんが山口県山口市や島根県津和野町をバイクで走っている様子を撮影したもの。軽快なエンジン音を鳴らしながら景色の良い道路を駆けていく様子や、SLやまぐち号と並走する様子に対して、視聴者からは「こんな絶景、東京じゃ見れないよなぁ」「並行サイコー」といった、まるで一緒に旅へ出ているようなコメントが寄せられている。

インターネットに様々な動画が存在するなか、この車載動画というジャンルが、なぜこれほどまでに高い評価を得て、人気になっているのか。年間グランプリ受賞の車載動画『CBR1000RRとC57 1 貴婦人』を投稿した”あかへる”さんに、その魅力や受賞作品について聞いてみた。

(聞き手・森田浩明)

■「仲間うちでエロ本をこそこそ回し読みしているぐらいのイメージだった」

――「車載動画」を撮りはじめたきっかけはなんですか?

(巨大掲示板の)「2ちゃんねる」のバイク板(=バイク関連の投稿があつまる場所)のなかに動画を撮影して公開する人たちがいて。3年前に「zoome」(動画共有サイト、2011年8月サービス終了)を使って、自分もそこに投稿してみたのがきっかけです。それから、ニコニコ動画に投稿するようになったのは、瞬時にユーザーからの反応が返ってくることが面白いと思ったところが大きいですね。

――「動画アワード2011」で年間グランプリを受賞した動画のことをお聞かせください。

グランプリをいただいた動画は「どこかに行ってきたよ!」というより、ひとつの作品として完全に「撮りにいった」「創り込んだ」という感じです。それ以前に投稿した動画は、映像を時系列に並べたレポート的なものばかりで、それだけだと個性がないかなと思って。「どうせ作るなら、少しでも良いものにして喜んでもらえたら」といった気持ちが、『CBR1000RRとC57 1 貴婦人』という動画のかたちになったと考えています。

――『CBR1000RRとC57 1 貴婦人』より前に投稿された動画は、前後にカメラを搭載していただけでしたが、だんだんとカメラも増えてアングルも凝っていきました。

動画の見せ方にどんどん凝りだして、あの動画(『CBR1000RRとC57 1 貴婦人』)は自分の集大成みたいな感じです。もちろんグランプリなんか全然意識していなかったです。

僕の場合、動画の再生回数は3,000回から5,000回ぐらいを想定しています。それこそ中学生くらいの男の子が、仲間うちでエロ本をこそこそ回し読みしているぐらいのイメージでやっていたので(笑)。グランプリをいただいて、自分自身がビックリしています。

――グランプリを受賞したことで、身の周りの変化はありましたか?

病気療養中の人から動画を見て元気がでました、とメールをいただいたのは嬉しかったですね。それと、(年間グランプリの前に受賞した)秋の動画アワードの賞金を募金したのですが、被災地の人から「ありがとう」という言葉をたくさんもらって恐縮しきりで・・・この場を借りてお礼が言いたいです。

■車載動画の「疾走感」を演出するための工夫

――動画によって違うバイクが登場しますが、何台持っているのですか?

ホンダの「CBR1000RR」とヤマハの「XTZ125」の2台を持っています。

(グランプリを受賞した動画で使った)「CBR1000RR」は旅用というよりはスポーツバイクですね。長距離の旅を楽しむよりは、美味しいものを食べに出かけたり、きれいな景色を楽しんだり・・・半日から1日の休日を使ってバイクに乗ることを楽しむことを考えた結果、こうしたタイプのバイクを選びました。

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