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女子力について

金融日記

今回は藤沢数希さんのブログ『金融日記』からご寄稿いただきました。

女子力について

今日、ふと僕のタイムラインを見ていたら、女子が美容にかける費用について話題になっていた。以下、引用である。

●1か月に1回
よもぎ蒸し 3000円、美容顔筋矯正 14000円、マッサージ 6000円、ネイル 10000円、まつげエクステ 10000円、プラセンタ注射 2000円×2、フォトフェイシャル 10000円

●2か月に1回
美容院 10000円

●3か月に1回
ファンデーション 5000円、マスカラ 2000円、アイシャドウ 5000円、アイライナー 2000円、チーク(半年くらいもつ)、洗顔料 5000円、メイク落とし 2000円、化粧水 2000円、乳液 2000円、美容液 5000円、香水 5000円、リップクリーム 1000円、マスクとかパックとか 2000円

…これ計算したら一カ月の美容費用
7万円軽く超えるね。
7万て!家賃か!

「女の子が一カ月に使う美容費について。」2012年05月22日『はあちゅう主義』
http://ameblo.jp/haruka-ito/entry-11257992636.html

僕は、リアルな世界では女子に常にやさしく接し、決して厳しいことも、上から目線のこともいわないから、今日これから書くことも、直接女子にいうことはまずないし、むしろ、女子が2万円もかけてネールサロンに行ってきたら「わー、すごいキレイ、似合ってるね(ハァート)」とか、全く思ってもいないセリフが息を吐き出すかのように口から出てくるぐらいであるのだけれど、今日は、ここに僕の正直な意見を書いておこうと思う。

結論からいうと、キャバクラのホステスなどの特殊な職業を除き、女子力を人工的に高める努力は、むしろ逆効果だと考えている。

いくら付けまつ毛をしようと、ファンデーションを塗ろうと、スタイルのよく見える服を着ようと、男が意識的にしろ、無意識にしろ、相手の女子力を判断する時はいつも決まっている。夜デートして、セックスをして、メイクを落としてお風呂に入って寝て、次の日の朝に起きた時にもう一度セックスをする時なのである。

この無防備な状態で、体を触りあい、見つめ合い、キスをして体液が交換され、ヴァギナにペニスが挿入される。そこで感じる感触、匂い、味、耳から聞こえる吐息。鋭敏なセンサーとなったペニスが女子の内部に挿入され、まるで精密検査のように、あらゆるセンシティブな情報を読み取っていく。まったく、ごまかしがきかないプロセスなのだ。それは、お互い様ではあるのだけれど。

結局のところ、どれだけ「人工的に」女子力を高めたところで、その女子が本来持っている女子力、すなわち潜在女子力に、最初のセックスで簡単に到達してしまう。男は決して口には出さないけど、女の価値の、少なくとも肉体的な魅力に関しては、この潜在女子力で考えている。そのことに気がついているか、気がついていないかは別にして。そしてこの潜在女子力を高めるのは、睡眠と食事、そして運動のみっつしかない。高価な美容水、クリーム、あらゆる美容グッズなどは、無意味どころか、おそらく逆効果だ。エステも、おそらく美容整形も無意味だ。完全な素の状態でセックスをしていれば、美容整形などは、ちょっとした不自然な感じとして、違和感が出ると思う。腕のいいソムリエが、ワインのラベルが誤魔化されてても、たちどころにインチキを見ぬいてしまうみたいにね。

とくに高価な洗顔料、美容水やクリームの類は、よくいえば夢を売る商売、悪くいえば詐欺だ。本来、人間の肌は、何もしない状態で新陳代謝し、保湿成分などが自然と分泌されるのに、それを無理やりはがして、別の化学物質を塗りこんでいいことはなにもない。ファンデーションなど、汗や脂が出てくる人の肌に24時間も張り付いている物質など、体にいいわけがない。老人になってくると、化粧をしていた人の肌は、していなかった人の肌より汚くなっていく。毎日化粧をしていたおばあちゃんの肌は、おじいちゃんの肌よりたいてい汚い。僕の友人の医師は、美容クリニックでいろいろな高価なものをせっせと売っているが、自分の幼い娘はお風呂でお湯で体や顔を洗うだけで、石鹸さえ使っていない。肌に悪いからだ。

しかし、美容水やクリームは毎日使うものだから、ビジネスとしては極めて美味しいわけだ。だから化粧品会社が、莫大な金額を広告宣伝費に投入している。芸能人やファッション・モデルのギャラ、ファッション誌の売上は、こういう広告宣伝費から来ているから、業界から影響力がある、と判断された女優やモデルは、美のリーダーとして、当然のように、こういうお肌の手入れの重要性を説いて回る。まるで宣教師のように。メディアに溢れかえる、なんの科学的根拠もないこれらの情報が、多くの女子を洗脳していく。ファッション誌を見ると、胡散臭い疑似科学の知識であふれている。本当は、何もしないのが一番いいのに。

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