人気クラブの経営者逮捕で衝撃広がる “踊る・ダンス”の基準に疑問の声
警視庁は14日、無許可でクラブを営業したとして、東京都港区西麻布クラブ「alife(エーライフ) 」の経営者と責任者を逮捕。各大手メディアで報道されています。
「alife」は、2002年にオープンしたカフェバー・ラウンジ・パーティースペースから成る複合エンターテイメント空間。約1,000人が収容出来る、都内のクラブの中では“大箱”であり、週末には多くの若者であふれていました。
今回の容疑は、風営法違反。報道によると、「alife」が得ていた許可は飲食店としてだけで、12日午前0時10分頃「無許可でクラブを営業し、客にダンスをさせた疑い」で逮捕されたそうです。
これについて、責任者の笠井克啓容疑者は「客は音楽に合わせて体を動かしているだけで、ダンスはしていない」と容疑を否認。クラブ好き、パーティ好きに衝撃が広がっています。
Twitterなどネット上では、今回の報道について、「風営法的にはお客さんが踊ったらダメと。この基準すごいな」「なんで踊ることに国の許可がいるの?」という法律に対する疑問や、「7月末に閉店が決まっているalifeを何で今摘発するんだろう?」「逆に今まで摘発されなかったのが不思議」などという声がつぶやかれています。
他にも、関西でも最近クラブが相次いで摘発を受けたことを踏まえて、「ついに東京でもか」「関東でもこの流れが!」と様々な憶測も飛び交っている様です。
「alife」の公式サイトには、今回の逮捕前から存在していると思われる「店内での踊る・ダンス等の行為は厳重に注意させていただきます」との注意書きが。7月末の閉店は今回の騒動と関係あるのか、それまでの営業がどうなるのか。今後も、このニュースの余波は続きそうです。
また、6月2日に千葉県・海浜幕張で開催される音楽フェス「BIG BEACH FESTIVAL’12」も「alife」主催の人気イベント。ケミカル・ブラザーズの来日や、その他豪華ゲストのプレイが決定しているだけに、多くの人が影響を心配すると共に開催続行を望んでいます。
alife
http://www.e-alife.net/
※画像は「alife」公式サイトより引用。
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