「思い出を大切に残す」をコンセプトに“100万円”のUSBメモリーが登場

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面白USBメモリーなど、ユニークな商品を次々に打ち出しているソリッドアライアンスは創業7周年を記念して、全く新しいコンセプトのUSBメモリー『MNEMOSYNE(ムネモシュネ)』を発表しました。ミラノを拠点に活躍する工業デザイナーToshi Satoji氏とともに、3年4ヶ月という歳月をかけて実現した『MNEMOSYNE』は、美しい金属製のキューブ型パズルになっており、価格はなんと105万円(税込み)。いったいどんなUSBメモリーなのでしょうか?(すべての写真を見る

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ギリシャ神話の“記憶の女神”の名を冠した『MNEMOSYNE』は、“思い出を大切に残す”ことをコンセプトにデザイン。現在のUSBメモリーは安価で、小さく、持ち歩きやすく、データを記録したり削除したりを繰り返すためのものですが、『MNEMOSYNE』は本当に大切な思い出を“記憶”するためのもの。保存した思い出を金属のキューブに包んでずっと大切に残してくれます。

『MNEMOSYNE』のパーツは、無垢のアルミ材をひとつずつ異なった形に削り出し、気温や湿度によって変化する素材を職人の技術によって時間をかけて調整しながら丹念に研磨しているので、一つひとつが世界で唯一のオリジナルです。磨き上げられた鏡面に少しずつ入っていくキズもまた時間の経過を表現しながら、『MNEMOSYNE』に独自の表情を与えていきます。

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デジタル化された思い出に“厚み”や“重み”を感じることができる、それが『MNEMOSYNE』の提示する新たなUSBメモリーのあり方だそうです。そう言われてみると、たしかに心の中に大切にしまっている思い出が、1枚数十円のディスクに入っているというのもヘンな気がしてきますね。

『MNEMOSYNE』は72mm角の金属製のキューブは6ブロックから形成され、順番どおりにブロックをはずしていくと最後にUSBメモリーが現れるというしくみ。キューブ型のパズルを解いてUSBメモリーを取り出すという作業は、誰かの心を開いて大切な思い出を話してもらうことに似ているのかもしれません。販売は、受注生産でオリジナルサイト内で行われます。メモリー容量は16GB、シリアルナンバーが刻印されます。
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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