「脱落者は自棄起こしても不思議ない」「死刑にしても意味ない」 新幹線殺傷事件でひろゆき提唱「無敵の人」がクローズアップされる

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東海道新幹線で2018年6月9日に起きた殺傷事件。逮捕された22歳男性について、中学生時に不登校となり自立支援施設で6年以上生活し、高校卒業後に1年足らずで退職。2017年12月に祖母の家から出ていったと報じられています。

ここで改めて注目されているのは、『2ch.sc』や『4chan』の管理人をしているひろゆきさんが2008年にアップしたブログエントリー。

秋葉原殺傷事件から10年もたち、新幹線3人殺傷事件を見て、改めてひろゆきのこの言葉が重く刺さるね。
まさにこの通り。全ての日本人が見てほしい。

※参考 無敵の人の増加。(ひろゆき@オープンSNS)
http://hiro.asks.jp/46756.html [リンク]

ここで、ひろゆきさんは「無職で社会的信用が皆無の人にとっては逮捕というのは、なんのリスクにもならない」といい、そのような人を「無敵の人」としています。くしくもこのエントリーが書かれたのは2008年6月20日。秋葉原通り魔事件の直後になります。

この「無敵の人」については、さまざまな感想が飛び交っています。

新幹線での死傷事件、詳しいことは知らんけど、学歴インフレさせて、格差拡大して中流下流の賃金下げて結婚できなくしたら、普通の人はフラストレーション溜まるし、脱落者は絶望して自棄起こしても何ら不思議じゃないでしょ。無敵の人を増やすほど突発的に無双する事件が増えるよ。

そもそも死刑に導いても意味がない。
無敵な人間はごまんといる
責任を持たない人間が殺人をして
なぜ責任ある人間が殺される始末にある世の中に不備があるとしか言えない
例えば今の政治家もそうだが、
当事者の首切りで済むが、
実質動く金は1%も満たないで
1%をデカデカと削減しましたよがおかしい

「失われた20年」により、良い大学に入って良い企業に入るというレールが崩れ、将来が見えないと悩む人が増えています。また、学校社会からこぼれ落ちてしまった人も年々増加傾向に。そういった人たちの「絶望」を取り除いていくことも、政治や社会全体で考えていくことが求められるのではないでしょうか。

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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