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チャットモンチー、元メンバー・高橋久美子も参加したラストアルバム『誕生』を語る

チャットモンチー、元メンバー・高橋久美子も参加したラストアルバム『誕生』を語る
J-WAVEで放送中の番組『SPARK』。5月の水曜日はマンスリー・ナビゲーターとして、チャットモンチーが登場。5月23日(水)のオンエアでは、6月27日(水)に発売するラストアルバム『誕生』について、たっぷりと紹介しました。

■ラストなのに『誕生』の意味

まずはタイトルについて、リスナーからの質問を紹介しました。

『誕生』というタイトル、「完結」の逆をいくような、チャットらしいタイトルですね。毎回、 アルバムタイトルのセンスの高さに、惚れ惚れさせていただいております。そこで、今回のタイトルを『誕生』にした経緯などを教えてください。

福岡:これは、えっちゃんが最後に考えてくれたんです。ラストアルバムっていうのは発表してたから、チャットモンチー・ラストアルバム『???』というのを考えたときに作ったんだよね。
橋本:“ラストアルバム”のほうばかりに目がいくっていうか、「ラストか……」みたいになるのが嫌だなと思って、またここから、チャットモンチーが完結したあとの時代が始まる、というような思いを込めて“始まり”の意味の「誕生」にしました。
福岡:めっちゃ悩んだけど、一番いいのが最後に出てきたな、と思いました。メールに「ふたりにとって、どんな一枚になりましたか?」と書いてありますけど。
橋本:私は、こういうのがラストの一枚になるっていうのが、予測できなかったですね。 本当に思い描いてるとおりにはいかんものやし、それを超える面白いものになったと、改めて思いました。自分達もわからなかったラストアルバムだった。
福岡:ホンマに、13年前には全く想像してないですね。というか、逆だったよね。いわゆる、打ち込みというか、メカニックな音楽とは真逆の、オルタナティヴというか、肉体的なバンドだったので。当初から技術はそんなになかったけど、練習量で全部をカバーしていって。
橋本:そうですね。
福岡:もしうまかったらサラリとできることも、3人でずっと週5ぐらいで練習していて、いびつながらも完璧に合っていくっていう、謎のグルーヴができてくるんですよ。そういうフィジカルなバンドだったけど、今回はビチビチに合わせられる、テンポも何もかもが合わせられる機会に真っ向から向かっていったよね。
橋本:うん。
福岡:うまく間を浮遊できるというか、当初から目指していた、優しい打ち込みにはなったかなと思うんです。 打ち込みって、言われるまではわからん人も、もしかしたらいるかもわからないよね。ドラムも単発で別録りして、リズムに合わせてはったやつもあるし、だから一瞬、これは生音なのか、打ち込みの音なのか、わからん人もいるとは思います。
橋本:それぐらい、うまいこと混ざってるよな。
福岡:すごく面白いアルバムになりました。

一曲目はアルバム収録曲『たったさっきから3000年までの話』をお届けしました。

橋本:チャットモンチーの曲で、サビに言葉がない曲を作ってみたくて、作り始めました。サビでは一番言いたいことを歌ってきたんですけど、そこを聴いてくれた人の想像に任せるという風にして、そういう曲があったらいいなというところから完成して、一曲目になりました。

■元メンバー・高橋久美子も参加

さらに『誕生』では、元ドラムの高橋久美子(クミコン)が、『砂鉄』の作詞を担当しました。作詞をお願いした経緯について、橋本はこう語ります。

橋本:「完結」が決まってラストアルバムを作ろうとなったときに、クミコンがいた頃の最後のほうのデモ音源の中に、まだ CD 化されてない曲で、私がどうしても忘れられない一曲があって、「ぜひ入れたい」といって探して、歌詞は見つかったけど音源が見つからなかったんです。私も大事なメロディーをちょっとだけ忘れてて「これは再現できない」ということで、いっそのことクミコンに新しい歌詞をお願いしてみようということで、お願いしました。
福岡:そして、快く引き受けてくれて、「さすが」という歌詞がきました。 3人時代を思い出すような風を吹かせてくれましたね。

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