野菜の保存食で毎日のごはんがすごく楽になる!スズキエミさんの魔法のレシピ公開
料理は、食べてくれる家族や恋人、友だち、そして自分自身を想って作るとても愛情深い行為ですよね。仕事や家事で忙しい毎日を過ごしていると、ついつい食卓が“オール出来合いのお惣菜”になり罪悪感を覚えてしまう方もいるのではないでしょうか? 今回は予約の取れない人気の料理教室「暦ごはんの会」「暦の手しごとの会」を主宰する料理研究家・スズキエミさんにお話を伺いました。
忙しい人に朗報!2週間以上日持ちする野菜の保存食レシピ
スズキさん「買ってきたお惣菜をお気に入りの器に移して、ひと手間加えるだけでも立派なお料理だと思うんです。忙しい時は、ちょい足しできる“野菜ストック”を作りおきしておけば安心だし、料理がぐっとラクになりますよ。」
2週間以上日持ちする保存食レシピが人気の『野菜の保存食で毎日のごはんがすごく楽になる』では、スズキエミさんが保存食26種類と、それを使ったおいしいレシピ110品を紹介しています。“長くもつ”からあわてて使いきる必要なし。無駄もなくて嬉しいですよね。
レシピ公開!スズキエミさんの保存食「セミドライトマトのオイル漬け」
本書に掲載されている「セミドライトマトのオイル漬け」はとっても簡単で、見た目もオシャレな一品です。友だちへおすそ分けとして贈っても喜ばれそう!
「セミドライトマトのオイル漬け」の作り方
■材料(作りやすい分量)
ミニトマト3パック(約600g)
オリーブオイル適量■作り方
①ミニトマトはヘタを取って洗い、しっかり水けをふき取る。
②ヘタを下にして横半分に切り、切り口の水分をペーパータオルなどでおさえる。
③間隔をあけてざるに置き、天日に当てて干す(夜間は保存袋に入れて冷蔵庫で保管。夏は2~3日、冬は4~6日ほど。表面が軽く乾くくらいが目安)。
④清潔な保存容器に入れる。オリーブオイルをひたひたまで加え、冷蔵庫で保存する。翌日から使える。■保存期間
冷蔵庫で約3週間。保存中はドライトマトが空気に触れないよう、適宜オリーブオイルを足したり、表面にラップでふたをする。■この保存食を使ったレシピ
「ドライトマトとベーコンの炊き込みごはん」
「トマトだれの冷やむぎ」
「鶏肉と夏野菜のサラダ」
「トマトのスプレッド」
「ドライトマトとオリーブのカンパーニュ」
などのレシピにおいしく展開できます(詳しくは本書をチェック!)。
スズキエミさんの保存食「れんこんの酢漬け」
スズキさん「忙しい時に役立つのが保存食。いつでも使えるように作りおきしておけば安心だし、料理がぐっとラクになりますよ。」
そう語りながらスズキさんが披露してくれたのは、シャキシャキとした食感と甘酸っぱさがおいしい根菜マリネ「れんこんの酢漬け」。切り方や調理法を変えると、アレンジの幅もグンと広がって、定番のきんぴらやチャーハンのほか、ちらし寿司やスープまで応用自在だとか。
「肉だんごと春雨のスープ」に展開!
この「れんこんの酢漬け」を粗みじん切りにして入れた肉だんごで、食べごたえ十分な「肉だんごの春雨スープ」の出来上がり! お酢の香りと豚肉の脂が、おしょうゆベースのやさしいスープに溶けて食欲をそそるいい香り。
「れんこんときびのナムル」に展開!
「れんこんの酢漬け」を使ってもう一品。れんこんの甘酸っぱさに、にんにくをピリリと利かせた「れんこんときびのナムル」にも展開。きびのコクとまろやかさが、れんこんの酸味とよく合います。
ナムル用ドレッシングは、手の温度で温めながら混ぜると、調味料が馴染みやすくなるそうです。これなら小さなお子さんも一緒に楽しめそうですね。
ひとつの保存食を3〜5品のレシピに
スズキさん「レシピブックでは、保存食1つに対して、それを使ったバリエーションレシピを3〜5つ紹介しているので、ぜひ気になるものから作ってみてくださいね。」
「れんこんの酢漬け」はもちろんそのまま食べても美味しいので、忙しい時には、スーパーで買ってきたチラシ寿司に乗せたり、ちょっと刻んでお茶漬けにするのも良いですよね。インスタント麺に「れんこんの酢漬け」、そして焼き海苔を添えるだけでも美味しそうです。スズキエミさんの野菜の保存食を実際に味わってみると、どんどん食べ方のアイディアが生まれてきますよ!
最後に「まいたけとかぼすのスパゲティ」を作っていただき、スタッフ揃ってご馳走になりました。こちらはスズキエミさんの『四季を味わう にっぽんのパスタ』からの一品ですので、また次回ご紹介します。スズキさん、ありがとうございました。
『野菜の保存食で毎日のごはんがすごく楽になる』(立東舎)
著者:スズキエミ
定価:(本体1,400円+税)PROFILE スズキエミ
宮城県石巻生まれ。レストランやカフェ勤務を経て、料理家として独立。料理教室「暦ごはんの会」「暦の手しごとの会」主宰。素材の持ち味を生かし、日本の季節を身近に感じられるようなごはん作りを提案している。著書に『四季を味わう にっぽんのパスタ』(立東舎)など。
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