資源リサイクルの報酬として仮想通貨がもらえる「RecycleToCoin」

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英国で2017年11月に創設された「RecycleToCoin(リサイクル・トゥ・コイン)」は、ブロックチェーンを活用した世界初のリサイクル推進イニシアチブ。

使い捨てのペットボトルやアルミ缶の回収を推進し、リサイクル資源として活用する循環型社会に向けたユニークな試みだ。

・リサイクル資源を持ち込み、仮想通貨などで報酬を得る

「RecycleToCoin」では、ユーザーが公式アプリをスマートフォンにダウンロードし、会員登録をした上で、ペットボトルやガラス瓶、アルミ缶など、不要となったリサイクル資源を最寄りの提携店に持ち込むという流れ。

リサイクル資源を持ち込むと、提携店のスタッフからQRコードが提示され、これを読み込むと、電子ギフト券「GiftPay」のほか、仮想通貨のビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)で報酬が得られる仕組みだ。

また、この報酬を、プラスチックによる海洋汚染の防止に取り組む非営利団体「Plastic Ocean」に寄付することもできる。

・仮想通貨を資源リサイクルの分野に応用

日本でも、セブン&アイ・ホールディングスが、ペットボトルを自動回収機に持ち込むことで、リサイクルポイントを得、電子マネー「nanaco」のポイントと交換できる制度を導入するなど、大手企業を中心に、リサイクルを推進する取り組みがすすめられている。

「RecycleToCoin」は、ブロックチェーンに基づく仮想通貨を資源リサイクルの分野にいち早く導入している点が特徴。

仮想通貨を積極的に取り入れることによって、資源リサイクルがどのように推進されるのだろうか、今後の動向に注目したい。(文 松岡由希子)

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