創業以来のレシピと厳選ジュニパーベリーが決め手! この道50年のマスターディスティラーが明かす『BEEFEATER』美味しさの秘訣

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1820年代にイギリスのロンドン・チェルシーの蒸留所で創業して以来、ロンドン塔の衛士のラベルでおなじみとなっているジン『BEEFEATER(ビーフィーター)』。そのマスターディスティラーのデズモンド・ペイン氏がジンに携わって50周年を迎えることもあって、このほど来日。『ビーフィーター』の美味しさの秘訣や、新たに赤いボトルになってひと味違うスピリッツとなる『BEEFEATER 24』について自らメディア関係者に説明する機会が設けられました。

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来日したのは、ペイン氏と『ビーフィーター』のグローバルアンバサダーのスマイヤー・コノリー氏。

ペイン氏はジンの定義について、「ニュートラルなアルコールにベリーの香りを加えること」と語り、17世紀にオレンジ公ウィリアム(ウィリアム3世)がイングランド王となって、ジンの原型を大陸よりイギリスに入ってきて大流行したという歴史を紹介。その後、1860年代に連続蒸留機が生まれ、国のライセンス制が導入されたこともあって高品質なジンが作られるようになったと話します。その頃、カクテルが流行りだしてジンを使ったレシピも多く生まれることになります。

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『ビーフィーター』が創業以来こだわっているのは、香りやフレーバーのもとになるジュニパーベリー。ペイン氏によると毎年200のサンプルから審査して、そのうち3~4種をブレンドして使っているとのこと。このジュニパーベリーをピュアなアルコールと一緒に加熱。アルコールとボタニカルを24時間寝かせることで香りと味が落ち着き際立つようになります。

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新たな『BEEFEATER 24』は真っ赤なボトルが非常に印象的な一本に。ペイン氏にとっては50年のディスティラー歴の集大成的なジンですが、「オフィスには“創業以来レシピを変えるな”という標語が掲げられていますが、今回は目を背けてチャレンジしました」と茶目っ気たっぷりに説明しました。

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今回の『BEEFEATER 24』には、ペイン氏が日本で着想を得たという煎茶が使われています。「お茶とミックスすることを試すことはできないか」(ペイン氏)というこのスピリッツ。ジュニパーベリーの苦味にフレッシュなお茶の味がほのかに香るというすっきりとした仕上がりになっていました。

この新しい『BEEFEATER 24』、販売元のサントリースピリッツによると、日本では2018年1月中旬から下旬ごろに店頭に並ぶとのこと。

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肉料理に最適な『ジンと肉』(ジン・トニック)でも使われている『ビーフィーター』。取材時にはコノリー氏自らがジン・トニックをステイして作り振る舞ってくれました。

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『ビーフィーター』の風味はそのままに、トニックウォーターとライムでさっぱりとした飲み心地になるジン・トニック。とりわけ脂身の多い肉料理との相性が最適ですが、それだけで飲んでもすっきりと美味しいのです。

なかなか自宅で瓶を買うというところまで至らないジンですが、大抵のバーには常備されているので、ジンベースのカクテルを頼んでみるというのもおすすめ。ジン・トニック自体のレシピは簡単なので、ハマったという人は家で作ってみることに挑戦してみるというのも良いのではないでしょうか。

ビーフィーター -BEEFEATER-(サントリー)
http://beefeater.jp/ [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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