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映画『キラキラ☆プリキュアアラモード』ジャン=ピエール役・尾上松也インタビュー 「もともと声優のお仕事には興味がありました」

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2017年10月28日公開の映画『キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』で、シエルのパリ時代の師匠ジャン=ピエール・ジルベルスタインを演じるのが、歌舞伎役者の尾上松也さん。ディズニーアニメ『モアナと伝説の海』マウイ役に続いての声優の仕事になりますが、今回ガジェット通信ではインタビューに成功。『プリキュア』シリーズに参加する心境や、ジャン=ピエールの魅力、さらには自身も大好きだというスイーツのお話も伺うことができました。

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ーー『プリキュア』は23作目という人気アニメですが、『キラキラ☆プリキュアアラモード』に出演することが決まった時の気持ちをお聞かせください。

尾上松也(以下、松也):僕らは『美少女戦士セーラームーン』の世代で、『プリキュア』はそのあとのアニメというイメージでした。ですが、僕自身は存在をよく耳にしていて、女の子からとても人気がある作品ということは知ってました。僕もそうでしたが、たくさんの方もアニメーションを見ながら育つ経験をしていると思いますし、こういった人気のあるアニメ作品に出させて頂くということは非常に光栄です。僕が演じるキャラクターを見ながら、お子さんたちが楽しんで成長してくださるというのは夢がありますし、声を演じさせて頂くことに非常にやりがいを感じています。

ーー出演が決まった時、周囲からの反応はどうでしたか?

松也:そうですね。僕も32歳になったので、周りにも家族のいる友人が増えています。そういう中でお子さんのいる方は子どもを通して親も一緒に見ますので、親も詳しくなるみたいで、自分が出演すると発表されたときは何人かの友人から、記事ごとSNSで送られてきましたね。

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ーー今回演じられるジャン=ピエールの役作りで気をつけたポイントを教えてください。

松也:ジャン=ピエール・ジルベルスタインは、パリのパティシエでシエルちゃんの師匠にあたり、とにかくスイーツを愛している男です。スイーツのことしか頭になくて身も心も捧げた修行僧のような、俗世を離れた人のような感じの人です。一見すると非常に常軌を逸し過ぎている程スイーツ愛があるわけなんですけど、逆にそれだけまっすぐにスイーツと向き合っている。演じる上で気をつけたのは、確実に変人ではあるんですが、スイーツに対するまっすぐさを演じることによって、シエルが師匠ということにもつながるのではと思いながら演じさせていただきました。

ーージャン=ピエールは、おっしゃるようにスイーツに対しての情熱がすごくあって、それゆえに上から目線になってしまうような発言もあると思うんですけども、そういう部分で意識したところはありますか?

松也:声の上ではギャップですね。普段のジルベルスタインはどちらかというと、クールで突き詰めてやっているだけに、自分のものさしの世界の中でしか生きていない男。それに相反することをすることに対しては結構冷たかったりします。ですがスイーツのことになると急に激情的になって、感情的になる部分は意識しましたね。ですので、スイーツの話をする時には結構声が高かったり、「トレビアン」という彼の代名詞みたいなセリフがあるのですが、ちょっとキャラを逸脱してやってみてるというところはありました。

ーー松也さんは『モアナと伝説の海』でも吹き替えを担当されていますけれど、歌舞伎の舞台や映画、テレビドラマで出演される事との演じ方の違いがあれば教えてください。

松也:その役の性根をつかんで演じることの根本は同じだと思いますが、舞台や映像の場合は自分の体も使って表現しますが、声優の場合はもちろん声のみで表現するわけで、さらにはそこには声色のテクニックというのは必要だと思います。例えば舞台や映像で演じる場合はセリフのテクニックも必要かもしれませんし、身体での表現のテクニックが必要になってくるのですが、声優の場合は演じるのと同時に声を作るということも必要なのかなと思います。特にキャラクターを作り上げていく上で最終的な仕上げじゃないですか。声が入ることで命が入るので、そういう部分では声の重要さというのは何を演じるよりも大切なことだというのは感じますね。

ーー松也さんにとって、声優や連続ドラマ主演など、挑戦の多い1年になっていると思います。次にチャレンジしたいお仕事や、声優としてやってみたい役どころがあれば教えて下さい。

松也:以前から声優も非常に興味がありまして、いつかやりたいなというふうに思っていたところ、今年2作品も出させて頂けるのは非常にありがたいことです。例えばミュージカルに出たいということも叶っていますし、自分がやりたいことをさせて頂けてきているので、僕の中ではこの上ない感じです。今までは達成できるまではあまり口にしないことにしてきたのですが声優に関してはやりたいですね。矛盾しているかもしれませんが、やりたいことに関してはいい続ける、発信し続けるというのも結構大事でして、スイーツのこともそうですし、僕はアメコミが好きなんですけれど、言い続けていると見てる方は見ていて、お話を頂いたりも実際あるんです。それで言いますと声優の中では、これまでの2作品はいい人なので、悪役をやりたいですね。あと、海外ドラマをやりたいですね。

ーー海外ドラマでもさまざまなジャンルがありますが……。

松也:SF系やファンタジー系がやりたいですね。

ーー先ほど声優のお仕事に興味があったというお話がありましたが、そのきっかけは?

松也:やはり僕も小さい頃はアニメーション見ていまして、特に僕はディズニー作品を見て育ちました。母親が好きで周りにディズニーのアニメ―ションが沢山あり、大人になっても好きでっていうのはあります。その中でいいますと特に興味を持ったのが山寺(宏一)さんですね。あの声色のバリエーションと言われないと分からないような、これも山寺さんなんだって思わされるようなテクニック。実際にお会いした際に本当に素晴らしかったので、やってみたいなと思いました。声優を演じるのはまだ2回目ですけど、声色を変えればいいというものでもないと思うので、根本的には見ている時はマウイやジルベルスタインの後ろに僕は見えたくないと思っています。山寺さんはまさにそうなんです。特に僕が好きだったのは、ディズニーの話ばかりになりますが、山寺さんのジーニーです。ずっとあの真似をしてたんですよ。あれがきっかけといってもいいかもしれませんね。

ーー今回はパティシエ役ということですが、ドラマの『さぼリーマン甘太朗』もスイーツがテーマで、松也さんのスイーツ好きがかなり世の中に浸透してると思います。ご自身の周りで変化がありましたか?

松也:『さぼリーマン甘太朗』を演じる前からいろいろなところで甘いものが好きだと言っていた結果が繋がったところもあります。ファンの方の間では甘いもの好きと認知されていましたが、周囲からも結構大きな反響を頂きました。『さぼリーマン甘太朗』に関してははっちゃけて演じているところもあるので、反響も大きかったですし、スイーツが主役のドラマなので甘太朗の行ったお店を巡る方もいらっしゃったりするらしいので非常にうれしいです。ドラマを通して、より甘いものイコール松也ってイメージが付くことに関しては非常に誇らしくもありますし、さらにこの『プリキュア』が今回たまたまスイーツがテーマになっているということで、よりスイーツ界での地位が向上するのではないかと期待してます(笑)。

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ーー松也さんご自身がスイーツを作ることは?

松也:最近は食べる専門ですが、一時期は好きが高じて自分で作っていた時期もあります。20代前半の時、時間さえあれば作っていました。ベイクドチーズケーキ、ガトーショコラ、ババロアとか、メロンショートケーキも作りましたが、あれはひどかったですね(笑)。

ーーそれは難しそうですね!

松也:ショートケーキが1番難しかったですね。見よう見まねで生地から作ったのですが、生地を作るにはちゃんと空気入れながらやらなくてはいけないのに自動ミキサーを使ってしまい、ただただかき混ぜたものですから、できあがってみたら生地がカチカチになりましたね。

ーーこれまでに作ったものの中で最高傑作はなんですか?

松也:ベイクドチーズケーキ。とても美味しかったです。もちろん本を見ましたが、誰かに教えてもらったわけではなく、自分で作りました。いろんな方に試食して頂いたのですが、「こんなの作れるわけないだろう」と言われるぐらい好評でしたね。我ながらお店に出せるレベルだと思っています。

ーーまたスイーツ作りに挑戦したいというお気持ちは?

松也:毎回思うんですけどね。甘太朗のときも思いましたし、今回もまたつくりたいなと思いますが、機材が今一旦なくなってるものですから、また全部揃えないといけないといけないっていうのもありまして、機会と時間があればやりたいなと思ってます。

ーー最近ハマってるスイーツがあれば教えてください。

松也:最近は結構、歐林洞さんの、パトロンっていう栗にチョコが薄くコーティングされているお菓子です。少し高価なのですが、とても美味しいですね。

ーースイーツに関してはお話も尽きないと思いますが(笑)。最後に『プリキュア』ファンに向けて映画の見どころを教えてください。

松也:今回『プリキュア』に出させて頂くことが出来て非常に光栄ですし、ファンの皆さんにもジルベルスタインというキャラクターが愛されるようになったらいいなと思います。映画自体は、仲間の大切さというものをすごく感じましたし、ジルベルスタイン自身は孤独に戦ってきた男ですけど、その中でも映画を通して仲間の力を認めざるを得ないというところがありました。僕自身も自分のプライベートや仕事の上で、仲間から受ける刺激というのは非常に大きなエネルギーなってますので、人というのは1人だけでは生きていけないということをこの映画を通じて感じていただけたらいいなと思いますね。

ーーありがとうございました!

映画『キラキラ☆プリキュアアラモード』公式サイト
http://www.precure-movie.com/ [リンク]

撮影:板橋淳一

(c)2017 映画キラキラ☆プリキュアアラモード製作委員会

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

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