自家製麺にトリプルスープ!?中華料理店なのにラーメンのこだわりが半端ない「八幡ラーメン」【新潟】

access_time create folderグルメ
f:id:bbhotstp:20171010004521j:plain

新潟市秋葉区の古津駅のすぐ近くにある、地元の人々に絶大な人気を誇る中華料理店をご紹介したいと思います。

f:id:bbhotstp:20171010004452j:plain

「八幡ラーメン」です。

こちらのお店は夜は中華料理店として営業しつつ、昼はラーメンやチャーハン、餃子、春巻等にメニューを絞り営業しています。

f:id:bbhotstp:20171010004503j:plain

昼メニュー。

f:id:bbhotstp:20171014115152j:plain f:id:bbhotstp:20171014115031j:plain

夜メニューの一部。

こちらのお店の人気の秘密は、なんといっても「ラーメンのおいしさ」です。

一般的に中華料理店では、各種メニューに使えるようにとスープの味をバランス良く抑えめにし、麺も多加水細麺のスタンダードなものが用いられるケースが多いと思います。

しかし、こちらのお店では、中華料理店として豊富なメニューを提供しつつ、ラーメン店でもやらないくらいこだわりの手間をかけています。

今回は、そのこだわりの一部やおいしい各種メニューも含め紹介していきたいと思います。

風味豊かな味噌ラーメン

「八幡ラーメン」の一番の人気メニューがこちら。

f:id:bbhotstp:20171010004515j:plain

▲味噌ラーメン (770円)

豚骨をメインに魚介をプラスしたスープに加わる、風味豊かな味噌のうま味、そこに背脂が浮きコクをプラス。

濃厚な味わいにうま味と甘味、それらが合わさり重厚感ある飲み応えのスープとなっています。

といっても、ガッツリ濃厚系の重たい感じなどはなく、飲みやすい仕上がりになっているのもうれしいです。

f:id:bbhotstp:20171010004521j:plain

麺は太麺と細麺から選択が可能となっています。

おすすめはやはり太麺です。

ツルツル、モッチリとした質感の多加水太麺です。

味わい豊かなスープを適度に絡めます。

印象的な味のスープに負けない麺自体の食べ応え、存在感が魅力です。

f:id:bbhotstp:20171010004525j:plain

種類豊富な具材がたっぷりとのっています。

ニラ、モヤシ、ニンジン、ネギ、キクラゲなどの野菜がのっており、食べ飽きることがありません。

あっさり鶏と魚介が香る「ラーメン」

シンプルな一杯もご紹介します。

f:id:bbhotstp:20171010004554j:plain

▲ラーメン (600円)

あっさりとした醤油味のスープは、ほのかに魚介が香り、さまざまな食材の出汁感が際立つ仕上がりとなっています。

しっかりとしたベースに動物系にのっかるほどよい魚介風味、そして、際立つ醤油ダレの存在感。

f:id:bbhotstp:20171010004556j:plain

極めつけは麺です。

ザックリ、パツパツとした食感がなんともいえません!

味噌に使われていたツルッツルの太麺に比べ、スープがなじみやすい質感となっており、風味豊かなスープをしっかりと持ち上げてきます。

あっさりながらも、奥深く、また、滋味深い味わいのスープの中で際立つ麺の存在感。

言葉にするとバランスが悪そうにも聞こえますが、これが不思議と一杯の丼の中でうまく調和しているから不思議です。

こだわりの仕込みに密着取材

中華料理店として営業しながらも、ハイスペックなラーメンを提供している現場の秘密に迫ってみたいと思います。

f:id:bbhotstp:20171010004529j:plain

豚骨清湯スープの仕込み。

味噌ラーメンに使われている豚骨清湯スープには、ゲンコツ、チャーシュー用の肉、背脂などが使われており、肉のうま味や骨髄のコラーゲンなどがしっかりと抽出され、あっさりながらも分厚い飲み応えとなっています。

厨房を見渡すと……もう一つの動物系が。

f:id:bbhotstp:20171010004538j:plain

鶏清湯スープです!

こちらのお店、なんと動物系スープを二つ作っているのです。

ラーメン屋さんでも清湯、白湯の二つを作るケースは多いものの、清湯を二種類取るまではなかなかやらないものです。

ましてや小さい中華料理店では、一つの寸胴に各種素材を入れ一回で作ることが多いかと思います。

では、こちらのお店ではなぜ、鶏・豚の二種類を取っているのかというと、 味噌ラーメンは、味噌の風味に負けないしっかりとしたベースを作るために、うま味を詰め込んだ豚スープをメインに使用 醤油ラーメンは、豊潤な鶏風味をメインに魚介を合わせた味に

とのこと。

二種類の動物系清湯を作ることで、一つの寸胴で作っていたのでは絶対に作り分け出来ない味を一度に提供することが出来るのです。

鶏清湯スープを単独で作ることで副産物的に出来るのがこちら。

f:id:bbhotstp:20171010004540j:plain

鶏油。

こちらの油を浮かすことで、スープの魚介風味に鶏脂の鶏風味がふたをし、一口目には鶏が際立ち、あとからジワ~と魚介が香る複雑な構成が出来上がります。

f:id:bbhotstp:20171010004542j:plain

動物系スープ以外にも魚介スープも別取りしています。

f:id:bbhotstp:20171010004544j:plain

アゴ、昆布、干し海老、ウルメなどを一晩水出ししてから出汁を取っています。

このように、二種類の動物系と魚介を合わせたトリプルスープの比率を変え、各種ラーメンを提供しています。

f:id:bbhotstp:20171010004545j:plain

醤油、塩、味噌、三つのタレ。

三種のスープを見ただけでも、

「中華料理店がメニューの一つであるラーメンにここまでやっているのか」

という驚きを覚えましたが、驚きの仕込みはこれだけにとどまりませんでした。

なんと……

f:id:bbhotstp:20171010004547j:plain

麺も自家製でやっているのです。

f:id:bbhotstp:20171010004549j:plain

足踏みで生地を鍛える店主。

石臼挽きの小麦粉や全粒粉なども用い、しっかりとした弾力感としつつ、小麦の豊かな風味を楽しめる麺を作っています。

f:id:bbhotstp:20171010004551j:plain

太麺。

f:id:bbhotstp:20171010004553j:plain

細麺。

各種小麦粉を用いられ作る麺は、さまざまな配合を試し、日々改良を進めています。

こうしたこだわりのラーメンだけなく、お昼のサイドメニューもおすすめです。

サイドメニューもおすすめ!

f:id:bbhotstp:20171010004558j:plain

▲皮を作る自家製「餃子」 (麺とセットで餃子3個 +100円)

具材豊富で肉汁があふれ、うま味豊かな一品でした。

何よりモッチリ皮がおいしいですね。

f:id:bbhotstp:20171010004600j:plain

▲半チャーハン (麺とセットで +200円)

適度に固めに炊かれたご飯が使われパラリとした食感が最高です!

しっかりとした味がつけられ、実においしいチャーハンでした。

豊富なメニューを提供しつつ、一品一品にこだわりを持って作っている「八幡ラーメン」。

是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

お店情報

八幡ラーメン

住所:新潟県新潟市秋葉区朝日112-11

電話番号:0250-23-2790

営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00

定休日:火曜日

www.hotpepper.jp

※この記事は2017年10月の情報です。

※金額はすべて税込みです。

※麺とセットにできるのは、「餃子」または「半チャーハン」のどちらか一方です。

書いた人:新潟ラーメン.com

新潟ラーメン.com

新潟県内のラーメンを紹介するHPを運営しています。サイト内では、仕込みに密着しお店のこだわりを紹介するインタビューや、新店情報、限定メニュー告知、クーポンの掲載などを行っています。 HP:http://noodles.bbshin.net/ Facebook:https://www.facebook.com/niigataramencom/ Twitter:https://twitter.com/bbshin_t

過去記事も読む

関連記事リンク(外部サイト)

新潟で鶏白湯スープの一杯を食べるならこのお店「ゴチソウラーメン 雷電」
古くから愛されてきた本物の味!老舗店「新潟加島屋」
大盛り10円、特盛り20円といえばココ!新潟市の「麺屋しゃがら」

  1. HOME
  2. グルメ
  3. 自家製麺にトリプルスープ!?中華料理店なのにラーメンのこだわりが半端ない「八幡ラーメン」【新潟】
access_time create folderグルメ
local_offer

メシ通

食を楽しみたいあなたのスキマ時間を、笑顔と感動と知って得する情報で満たす「グルメ情報マガジン」です。平日は休まず更新中。

ウェブサイト: http://www.hotpepper.jp/mesitsu/

TwitterID: mesitsu

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。