ソーラー発電を活用した、世界初のエネルギー自給自足型の屋内農場「Metropolis Farms」

access_time create folderデジタル・IT
必要な電力をソーラー発電によってまかなう“エネルギー自給率100%”の屋内農場が、世界で初めて、米フィラデルフィア市で創設された。

再生可能エネルギーを活用した都市型農業の新たなソリューションとして、話題となっている。

・屋上のソーラーパネルで発電し、農作物の栽培に活用

「Metropolis Farms(メトロポリス・ファームズ)」と呼ばれるこの屋内農場には、建物の屋上スペースに合わせて2003枚のソーラーパネルが設置され、0.5メガワットを超えるエネルギーを発電。

屋上の真下の建物4階フロアには垂直型農場ソリューションを導入し、屋上で発電したソーラー電力を使って、トマトやレタス、ハーブ、ブロッコリーなどの農作物を効率的に栽培する仕組みだ。

10万平方フィート(約0.93ヘクタール)足らずのこの屋内農場では、1年間に、屋外農場660エーカー(約267ヘクタール)に相当する農作物を栽培することができる。

・大都市で食の“地産地消”を実現するソリューション

北米有数の大都市であるフィラデルフィア市は、長年、農作物を栽培するための土地に乏しく、現在、都市型農業に利用されている敷地は、わずか8エーカー(約3.2ヘクタール)程度にすぎない。

「Metropolis Farms」では、遊休地などを活用し、地域での食料生産を増やすことで、食の地産地消を推進し、地域経済の活性化につなげたい考えだ。

Metropolis Farms

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. ソーラー発電を活用した、世界初のエネルギー自給自足型の屋内農場「Metropolis Farms」
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。