満員電車に乗るのは“仕事ができない人”?
勉強をしてもなかなか成果に結びつかない。資格を取ったはいいけれど、全く使いどころがない・・・。というように、自分自身に閉塞感を覚えていることはないでしょうか。
どうしてそんな風になってしまうのか。起業コンサルタントの松尾昭仁さんは、その理由を「努力の仕方を間違えているからだ」と指摘します。
できるビジネスパーソンは、人と同じことはせず、最小の労力で最大の成果を引き出しているのです。松尾さんが執筆した『できる人は満員電車に乗らない』(KKベストセラーズ/刊)は、できる人が実践している努力の具体的な方法を教える一冊。
ここでは本書から3つ、抜き出してご紹介します。
■できる人は嫌われることを怖れない
世の中に、自分と意見が合わない人は、必ず一定数います。しかし、自分の意見を否定されるのは誰だって嫌なもの。そのため、自分の主張することを憚る人もいるでしょう。
しかし、できる人は自らすすんで自分の考えを主張します。そして、たとえ10人のうち7人に嫌われてもあまり気にしません。なぜなら、彼らは「よかった、3人にも受け入れられた」と考えます。自分という人間の考えを好きになってくれる人が3割もいる。それはすごいことだと松尾さんは述べます。
自分を好きになってくれる人がいる、できる人はそう考えるのです。
■できる人は無理してでもワンランク上の物を身に着ける
やはり人間、第一印象が大事。特に普段身につけているスーツや時計、靴や鞄、ベルトは第一印象をよくするために必要なツールです。
松尾さんは、成功者は成功する前から自分自身に投資しているといいます。それは、人々は高価な物を身につけてしっかりとした身のこなしをしている人を信用すると知っているからです。とはいえ、急に高額すぎるものを買う必要はありません。まずは自分よりワンランク上の、それなりに高価のものから揃えて長く使えば、経済的かも知れません。
■できる人は満員電車に乗らない
朝、満員電車に乗っての通勤。出社した頃になるとそれだけでクタクタになってしまっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、よく考えてみれば満員電車は通勤の手段です。それが仕事ではありません。朝早く家を出たり、会社の近くに家を構えたりするなど、満員電車を避ける方法は多くあります。満員電車に乗らないというのは人と別のことをすること。しかし、勇気を持って人と違う行動をとることが、成長の大きな要素となるといえるのです。
また、松尾さんはもう1つ、相手の立場にたって人が喜ぶことを積極的にすることも、成長にとって重要な要素だと指摘しています。「勇気を持って人と違う行動をとる」「相手に立場に立ち、人を喜ぶことをする」。この2つを実践できている人ができる人と見なされるといえます。
本書にはこの3つのほかにも多くの具体的な考え方が掲載されています。
どんなことでも、まず1つでも実践してみることが大切。その閉塞感から脱却するための手ごたえをつかむことができるかも知れませんよ。
(新刊JP編集部)
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