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【軽井沢】文人も愛した名門旅館を改修!古本屋やギャラリーも入居するカフェ

最近は、いろいろな場所にユニークなカフェを見かけます。長野県軽井沢町の追分(おいわけ)、しなの鉄道の信濃追分駅の近くにも、地域のランドマーク的な名門旅館を改修して再オープンしたユニークな喫茶店があります。その名も『油や』の一角に設けられた追分喫茶店(CROSSROAD cafe)。

【軽井沢】文人も愛した名門旅館を大改修!古本屋やギャラリーも入居するカフェが楽しい
そこで今回は軽井沢に在住経験もある筆者が、旧中山道沿いにある追分喫茶店に行ってきましたので、その様子をレポートしたいと思います。

 

そもそも追分ってどこ?

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そもそも長野県軽井沢町の追分とはどこでしょうか? もともと追分は宿場町で、中山道と北国街道の分岐点として栄えた町になります。

宿場のあった旧中山道は現在、電線や各種の配管が地中に埋められ、石畳が奇麗に整備された美しい観光地になっています。沿道には古本屋やカフェ、昔ながらの駄菓子屋、たい焼き屋、社寺仏閣などが点在し、とてもいい雰囲気。

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道路沿いの一角には、かつて追分宿の脇本陣(殿様の家来が泊まる宿)であった旧油屋があり、昭和13年に現在の位置に移転してから、地域ではランドマーク的な存在として親しまれてきたそう。昭和の時代には、堀辰雄、加藤周一などが執筆に利用した定宿でもあったのだとか。

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そうした歴史を持つ油屋の建物を保全しつつ、さらに有効活用していこうという機運が高まり、平成24年に大幅リニューアルが行われます。

2階に旅館機能を残し、1階には古本屋や陶器作家のギャラリー、レコード屋などが入所。かつて応接間だった玄関近くのスペースも喫茶店として生まれ変わりました。今では文化事業の拠点として、地元の人はもちろん、旅行者にも無料開放されているのですね。

 

舞台は旅館。館内には靴を脱いで上がる

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喫茶店は入り口から見て左手。基本的に「旅館」ですから、靴を脱いで館内に入ります。板間に応接用の椅子と机がセットされ、小上がりの座敷にも席が幾つか用意されています。板間と座敷の間には、欄間のような彫刻も見られました。

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注文は前払い制で、入り口から見て右手にある帳場のようなカウンターで支払います。メニュー表を見ていると、遅れて外から女性の店員さんが数名駆け込んできます。親しげな挨拶とともに、「おすすめはコーヒー牛乳と手作りあんドーナツ」と教えてくれました。瓶入りの懐かしい牛乳やコーヒー牛乳と、近所で手作りした袋入りのあんドーナツですね。

コーヒー牛乳も捨てがたかったのですが、筆者が頼んだメニューは、ホットのドリップコーヒーとあんドーナツのセットで500円。コーヒーが入るまで少し時間が掛かると言われたので、リノベーションされたユニークな館内を歩いて回ろうと思いました。

迷路のような館内には、本屋やレコード店、作家のギャラリーなどがぎっしり

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「ぐるーと回ってきてください」と店員さんの1人が声を掛けてくれたので館内の地図を見ると、なるほど長方形の本館は回廊のように細い廊下が外に面して続いていて、一周できるようになっています。

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