スマホで撮影するだけで農作物の異常が診断できるスマホアプリ「Plantix」

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独ハノーファーで2015年に創設されたスタートアップ企業「PEAT」は、画像認識により、植物の害虫や疫病、養分欠乏などを瞬時に診断するスマホアプリ「Plantix」を開発。

農作物をスマートフォンで撮影し、画像をアップロードするだけで、農作物の異常を自動診断し、対処法などを表示する仕組みとなっている。

・スマホで撮影した農作物をアップロードするだけで、異常を検知

「Plantix」は、人工知能とクラウドソーシングを効果的に組み合わせているのが特徴だ。

「PEAT」が独自に開発した機械学習のアルゴリズムは、ユーザーが「Plantix」にアップロードする植物の画像をもとに、害虫や疫病などのパターンを学習。

現時点で、斑点病や黒星病をはじめとする疾病や、アブラムシ、アザミウマといった植物害虫など、180種類以上の害虫や疫病を自動で診断することができる。

また、「Plantix」は、家庭菜園を趣味とする一般ユーザーや、農家、専門家らが参加する、グローバルなオンラインコミュニティを形成。

農作物の栽培や害虫・疫病からの防除などにまつわる情報やナレッジを共有し合う場としても活用されている。

・害虫や疫病によって農作物の収穫量が4割減少

国際連合食糧農業機関(FAO)の予測によると、害虫や疫病によって、世界の農作物の収穫量が2割から4割程度、減少しているという。

害虫や疫病など、農作物の異常の早期発見に役立つ「Plantix」は、世界各地の農業生産性を向上させる一助となりそうだ。

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