“1400円が7000万円になった”ビジネス書実践術
巷に出版されているビジネス書、読んでいくとポジティブな気持ちになれる本は多くありますが、実際にビジネス書の内容を会得するには、何よりそこで書かれていることを実践しなければいけません。
弁護士として独立したての頃、母親に心配されるほど閑古鳥が鳴いていたという間川清さんは、1400円で購入した一冊のビジネス書を実践したおかげで、一気にビジネスが加速。7000万円の売上を上げるに至ったといいます。
『1年後に夢をかなえる読書術』(フォレスト出版/刊)はそうした間川さんの経験から、ビジネス書を読んで効果を最大限の発揮するための方法が書かれた一冊です。
読んだだけでは意味がない“ビジネス書”。ここでは、本書の中からそんなビジネス書を行動に帰るための実践的な技術をご紹介します。
■行動することをすべてクラウド上のリストに落とし込む
本を読んで「これは!」と思った項目を忘れずに実践するためには、TODOリストに落とし込み、必ずいつまでにやるか、具体的に期限を決めておくことが大切です。本から学んで行動に移すことは、たいていそんなに緊急ではないけれど大変な重要なことです。逆に言えば行動をしないと素晴らしい成果は手に入らないままなのです。
間川さんはTODOリスト管理としてクラウドサービス「Toodledo」を勧めています。こちらはiPhone対応のアプリもあり、携帯電話からもやるべきことを瞬時に把握できます。
■とりあえず1分だけやってみる
いつも「TODOリストに入れて時間も設定した!もう安心!」だけで終わっている人はいないでしょうか。TODOリストは実践しないと全く意味がありません。
しかし、いきなり行動を起こすのはなかなか億劫ですから、いかに最初の行動を起こしやすくするのかが大事です。間川さんは「まず1分間だけやってみる」と決めて行動に取り掛かり、さらには1分間だけやったらもう行動を強制的にやめてみることをポイントとしてあげます。
途中でやめてもいいから、必ずやる習慣を身につける。まずは本の内容を確実に行動できる自分をつくるのです。
■習慣化するには21日間続ける
TODOリストの中には「必ず習慣になるレベルまで身につけたい」と思うものもあるでしょう。そのためには、21日間、つまり3週間それを続けることが大事です。
もちろん毎日の中で時間が取れたり取れなかったりしますが、とにかく行動量を減らしてもゼロにしないことがないようにしましょう。例えば筋トレでも、1回でもいいから実践するようにします。一日休んでそのままリタイアということは少なくなるはずです。
■本からの行動を習慣化するたった1つのコツ
また、そのほかにも行動を習慣に落とし込む効果的な方法があります。
それは「毎日必ず、する行動」の前後にその行動を入れるということです。
例えば筋トレであれば、お風呂に入る前後にそれをセットでやってしまうというように、他の習慣に関連づけてしまえば、忘れてしまうということはないでしょう。
本書にはどうして本が良いのか、本を選ぶときのコツ、本を行動に変える技術などが詰まった一冊です。中には、成功したければ「ホロ酔い」で本屋に行くことを勧めるユニークな方法も…。
「ビジネス書をたくさん読んでいるのに成果が出ない」「そもそも本を読んで何が変わるの?」という人は、目からウロコの部分があるかも知れません。
ビジネス書は実践してナンボです。だからこそ、本書もやはり読んで実践してこそ、読者の血肉になるといえそうです。
(新刊JP編集部)
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