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日本一おいしいお米とは? “ごはん同盟”しらいのりこさんに聞いてみた!

糖質ダイエット、朝のパン派増加など、ご飯離れが加速している。家計に占める消費額で、小麦粉がお米を上回る状況が続いている。『FAO CAST』2011年統計を基に『TripAdvisor』が発表したインフォグラフィックによると、お米を食べる国ランキングでなんと日本は50位。1人の1日あたりのお米の消費量をコンビニのおにぎりで換算すると、1位のバングラデシュでは10個以上食べているのに対し、日本では2個半強ほどだ。このようなご飯離れの状況について、“炊飯系フードユニット”として活動する“ごはん同盟”代表のしらいのりこさんにお話を聞いてみた。

炊飯系フードユニット『ごはん同盟』

――『ごはん同盟』を結成したきっかけや活動内容を教えてください。

しらいさん:新潟県出身の夫と結婚し、新潟県で働き、暮らしていたのですが、私は料理の仕事を、夫はウェブの仕事を東京でしたいと考え、10年ほど前に上京してきました。料理の仕事といっても何をするか悩んでいた時に、米農家長男の夫が、親孝行をしたいという想いから、実家の米をマルシェで売り始めました。家業を継がずに東京にでてきた罪滅ぼしの気持ちもあったのかもしれません。

マルシェでのお米の売れ行きがぼちぼちだったこともあり、ただお米を売るだけではない次の展開として考えたのが、『オンザライス』というイベントでした。ご飯にあうおかずをたくさん用意して、ご飯を好きなだけ食べてもらう、おかわり自由のイベントです。品種や銘柄違いの食べ比べや土鍋や羽釜、鉄鍋など道具違いの炊き比べなど、毎回趣向を凝らして開催をしました。

私自身、新潟の実家から送ってもらっていたコシヒカリ以外のお米を食べたことは、ほとんどなかったのですが、食べ比べの会を通じて、多種多様な品種があること、味の違い、料理によっての向き不向きなどを知り驚きました。こうした食べ比べの会がきっかけで“ごはん同盟”を結成しました。おいしいご飯について日々研究し、ご飯・お米に関連したレシピ開発、料理教室、ワークショップ、イベントなどさまざまな活動をしています。

ご飯をいかに楽しく、おいしく食べてもらえるか

――ご飯を食べる人が減っていることについてどう思われますか?

しらいさん:ご飯を食べる人が減ったのは、日本の食の豊かさの表れでもあります。いまやご飯は、数ある主食の選択肢の一つとなっているので、無理強いして食べてもらうものではないので、いかに楽しく、おいしく食べてもらえるかをいつも考えています。だから、ご飯とパンがライバルだとは思っていません。

日本一おいしいお米はない

――しらいさんが思うおいしいお米を教えていただけますか?

しらいさん:こういう仕事をしていると、驚くほどいろんな方から同じ質問をいただきます。手間暇かけたおいしいお米はたくさんありますが、育った環境によって、食べ慣れた味が無意識に刷り込まれているもので、人それぞれおいしいと思うお米って違うんです。だから、“誰にとっても日本一おいしいお米”というのは存在しないと思っています。それから、料理は、作り手の気持ちや性格が不思議と表れるものです。怒りながら作った料理はしょっぱくなったり、苦くなったりします。自分自身を含め、食べる相手への思いやりをこめて作ることがテクニックよりも大事なことです。お母さんの料理がおいしいのは、やはり家族への愛情がこもっているからなのでしょうね。

食べる人と炊ける人を増やしていきたい

――“ごはん同盟”の活動を通じて一番伝えていきたいことは何ですか?

しらいさん:炊飯器など機械はどんどん進化している一方、ご飯の研ぎ方や炊き方を何となく思い込みでやっている人が意外と多いんです。私たちが得た知識を少しでも多くの人に伝えて、ご飯をおいしく食べる人・炊ける人を増やしていきたいです。こういう話をすると、まじめに難しく考えてしまう人が多いのですが、構える必要はありません。ご飯はやさしいので、ガチガチに頑張らなくてもおいしくできます。

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