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F-BLOOD、9年ぶりのアルバム『POP’N’ROLL』リリース記念ライヴでファンを魅了

6月21日(水)渋谷TSUTAYA O-EASTにて、今年結成20周年を迎えた藤井フミヤ・による兄弟ユニット「F-BLOOD」のワンマン・ライヴが行われた。このライヴは9年ぶりとなるオリジナル・アルバム『POP’N’ROLL』のリリース記念としてアルバム購入者を対象に行われたもの。このレポートでは16:00から行われたDAY TIMEの模様をお届けする。
6月21日(水)@渋谷TSUTAYA O-EAST (okmusic UP's)
あいにくの梅雨空にも関わらず熱心なファンが詰めかけギッシリ埋まった渋谷TSUTAYAO-EAST。待ちに待ったオリジナル・アルバムの楽曲が東京のライヴで初披露されるということもあり、どんな曲がオープニングを飾るのか? どんなパフォーマンスが飛び出すのか? ライヴへの興味は尽きない。BGMに流れるチャック・ベリー「Too Much Monkey Business」等のロックンロール・ナンバーが『POP’N’ROLL』の世界観とこの日のライヴを示唆しているようにも聴こえる。

そんな期待感の中、開演時間になるとまずバンド・メンバーがステージに。続いて大歓声に迎えられてフミヤ、尚之が登場した。「yeah! ようこそEASTに! CDお買い上げありがとうございます」と、まずはフミヤが観客に感謝の言葉をかけつつ、「アルバムの曲、全部はやりませんが(笑)盛り上がっていこうぜ!」と呼びかけると、ものすごい歓声が上がり、アルバム1曲目を飾る「ROCK BAR」からライヴがスタート。強烈なバックビートに煽られるグラマラスなロック・チューンだ。マイクスタンドを蹴り上げるアクションで魅せるフミヤに、間奏では尚之のサックスとギターが絡み見せ場を作る。バンドはレコーディング・メンバーと同じく、サウンド・プロデューサーも務める大島賢治(Dr)、中村昌史(Ba)、真壁陽平(Gt)の3人によるもの。そのサウンドはゴリっとした男らしさを感じらせる強烈無比な音ながら、歪んでいても決してグシャッと潰れてはいないギターサウンドを中心に、じつにクリーンで聴き心地が良いものだ。続く「Want Chu」は尚之がヴォーカルを務め、フミヤはタンバリンを叩きながらコーラスを取る。アルバムではキュートさすら感じさせるポップさが際立つ印象だったが、ライヴでの演奏は豪快なロックンロールそのもの。途中で飛び出すオールドR&Bなベースのフレーズも楽しい。

「あらためまして、F-BLOODです。兄の藤井フミヤといいます」「弟の藤井尚之です」との自己紹介に観客からは「知ってるよ!」と言わんばかりの笑いと歓声が起こった。さらに「今将棋を打ってる藤井四段も応援しております」「彼もF-BLOODですから(笑)」と掛け合いをして会場を沸かせる2人。9年ぶりにこの日発売となったアルバムについてのMCでは、1stアルバムがリリースされたのが長野オリンピックの年だったことに触れ、結成20周年という長い月日を感じさせたが、「年相応な音楽をやろうかなと思ったけど、元気なアルバムを作っちゃいました。今年は若返っていくので、みんなも気合入れてよろしくお願いします」とフミヤ。そして、「みんなのために作った曲です。一人一人に歌います」と、力強いミディアム・バラード「Make Me」、うつろうようなノスタルジックなスロー・バラード「Full moon night」と、大人の包容力を感じさせる楽曲を披露。とくに尚之がアコースティック・ギターを奏でた抒情的な「Full moon night」では、情景が浮かんでくるような表現力豊かで伸びやかなフミヤの歌声に会場中がうっとり。とてつもなくハイレベルな歌唱力を持ったシンガーであることを再認識させられた。間奏ではフミヤ、尚之が口笛をデュエットするシーンも。

レコーディング、ツアーメンバーとしてバンドのメンバーを紹介した後は、尚之がエレキ・ギターに持ち替え、テレビ番組「旅サラダ」のために作った爽やかな曲、との紹介から先行配信シングル第一弾としてリリースされた「未来列車」へ。先行シングルということもあってすっかりファンには浸透しているようで、手拍子しながら一緒に口ずさんでいるファンも多かった。曲間でビシッとターンをキメ、マイクスタンドをクルクルと自在に操るフミヤ、その横で歪んだギターを奏でる尚之。イントロとアウトロで見事なハーモニーを聴かせて曲が終わると、すかさず大島がドラムを叩きだす。「yeah!」とコール&レスポンスからのカウントで始まったのはソリッドなギター・リフで突っ走る激しい曲「COOL BABY」。ステージを左右に動きながら、身を乗り出してセクシャルなポーズで観客を煽るフミヤに、「キャー!」と熱狂的に応える観客たち。ブルースハープ・ソロの音色も煽情的で、ロックンロール・スターっぷり全開のパフォーマンスでフロアを沸騰させた。

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