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施主も一緒に。新しい住まいのつくり方[3] 参加しないなんてもったいない。家族でつくる団らんの場

施主も一緒に。新しい住まいのつくり方[3] 参加しないなんてもったいない。家族でつくる団らんの場

マンションの購入前から「どうやって自分の家ができるのか、せっかくつくるのであればその過程も知りたい」と考え続けていた稲葉家。繰り返し妄想していたという間取りや、仕上げを実現するパートナーとして選ばれた僕たちHandiHouse project。今回は稲葉家×HandiHouseの家づくりを紹介します。【連載】施主も一緒に。新しい住まいのつくり方

普通、家づくりというのはハウスメーカーや工務店、リフォーム会社などのプロに施工をお任せするのが一般的です。ですが、自分で、自分の家づくりに参加してみたい人もいます。そんな人たちをサポートするのがHandiHouse。合言葉は「妄想から打ち上げまで」。デザインから工事までのすべてを自分たちの「手」で行う建築家集団です。坂田裕貴(cacco design studio)、中田裕一(中田製作所)、加藤渓一(studio PEACE sign)、荒木伸哉(サウノル製作所)、山崎大輔(DAY’S)の5人のメンバーとお施主さんがチームとなって、デザインや工事のすべての工程に参加するスタイルの家づくりを展開する。そんな「HandiHouse project」が手掛けた事例を通して、「自分の家を自分でつくること」によって、「住まい」という場所での暮らしがどういうものになるのかを紹介します。

HandiHouseのコンセプトに共感して依頼

数年前に都内の改修済み分譲マンションを購入し、ご夫婦と息子さんの3人で住まわれていた稲葉さんご家族。第二子の息子さんが誕生後、2LDKの間取りのこの場所では少し手狭ということもあり、横浜のマンションを購入することに。

出来合いの決まりすぎた格好良さの空間よりも、「つくりながら一緒に仕様を決める」という余白のある空間づくりが期待できることや、「自分でやれることはできるだけ携わりたい」という想いから自身も家づくりに参加できるというHandiHouse projectのコンセプトに共感され、お家づくりの依頼を決められたそうです。

これを請け、2013年の春、稲葉さんご家族とHandiHouse projectとの家づくりがスタートするのでした。【画像1】寝室や子ども部屋の塗装を行う稲葉さんご夫婦(画像提供/HandiHouse project) 【画像1】寝室や子ども部屋の塗装を行う稲葉さんご夫婦(画像提供/HandiHouse project)【画像2】解体記念に稲葉さんのご主人と(画像提供/HandiHouse project)

【画像2】解体記念に稲葉さんのご主人と(画像提供/HandiHouse project)

現場の空気を感じてつくるつくりかた

「つくること、空間を生み出すことって面白くないですか?」。稲葉さんからいただいた言葉です。

実際に現地で作業をすすめることで見つけられる形。まぐれで生まれる線。場所のもつ固有の質感と現地で感じる想像とは違う空間。元々のイメージを一緒につくり込んでいくことで見出だせる空気感。建設業的な空間のつくり方ではなく、互いの意見を出し合い、より良くするための建設的な会話をして形成する住まい方。これが共につくることの醍醐味。

偶然の一致などから見出だせるもののほうが自分たちにとっては的を射ていて、効率の良さを優先するばかりで見落としていたものを見つける作業は遠回りかもしれないけれど、遊動するように進めていくことが自分たちには合っているのかもしれない。

稲葉さんとの会話の中からはデジタルのような精密さではなく、アナログな肌触りのような感覚を大切にした、自分のアイデンティティーが形になることへの強い気持ちがうかがえました。【画像3】カウンター完成記念の集合写真(画像提供/HandiHouse project)
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