体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

死んでも銃は手放さないぞ! 「ガンマンの国」アメリカ向けIoT製品3選

「我々は、銃規制を推進しようとする人々にこう訴えなければなりません。『死んでも銃は手放さないぞ』と!」

かつてそう演説したのは、『猿の惑星』や『ベン・ハー』などの作品でスターになった映画俳優のチャールトン・ヘストンである。

アメリカは今も銃による暴力が絶えず、街中での乱射事件が毎月のように発生している。だが、銃規制は依然として進まない。その中でヘストンは、「自由と権利を掲げる建国理念に反する」として銃規制に大反対していた。

保守的なアメリカ人にとって、銃は「自由の象徴」。横暴な独裁者や無法者は銃で駆逐するべきだ。善き市民の銃があるから平和が保たれるのだ、という発想である。

そのような国で売られているIoT製品は、やはり「銃社会ならでは」の特徴が見受けられる。

①GunBox 3

クラウドファンディングサイト『Indiegogo』に、驚くべき製品が出てきた。

用途は製品名そのまま、『GunBox 3』である。

銃の保管に欠かせないもの、それはガンロッカーだ。ただしアメリカでは、必ずしもガンロッカーが利用されるというわけではない。「強盗が来たらすぐに取り出せるように」という理由で、タンスや枕の下に銃を入れる人も多いのだ。

GunBox 3の特徴は、堅牢性と即時性を兼ね備えている点である。解錠手段はIDカード、指紋照合、モバイル認証、キー操作などを用意し、銃の所有者以外には開けられないようになっている。また、もし子供がGunBox 3を動かしたら、常時接続のWi-Fiを通じて所有者のスマートフォンに通知が届く。

製品のPR動画もあるが、カルチャーショックを知らしめるような内容だ。帰宅した男性が、ズボンのポケットから拳銃を取り出してGunBox 3に収納する。ガンロッカーの機能よりもまず、ポケットに拳銃を入れるという行為が危険極まりないと感じてしまう。

だが一方で、子供のイタズラによる銃暴発事故はアメリカで社会問題となっている。それを防ぐための対策として、ガンロッカーのIoT化が注目されているのだ。

②Gunbox SK-1 Tactical

また、GunBox 3の開発者は去年、ライフル用のIoTガンロッカーをIndiegogoに出展した。

それが『Gunbox SK-1 Tactical』である。自動小銃、散弾銃をすっぽり収納できるサイズで、さらに拳銃や銃弾の差し込みスペースも備わっている。

解錠は先述のGunBox 3とほぼ同じ機構だが、長銃用のGunbox SK-1 TacticalにはBluetooth接続のステレオスピーカーが搭載されている。音響機器としてもその性能を発揮してくれるというわけだ。

確かにガンロッカーも部屋のインテリアなのだから、それに黒物家電の機能を詰め込むのは当然かもしれない。だがやはり、攻撃用ライフルを部屋の中に置いているという光景は日本人にはなかなか想像できないだろう。

アメリカ南部州でよく言われるのが、「我々は911に電話しない」という言葉。911とは警察・消防・レスキューを含めた緊急通話ダイヤルだが、「警察を呼ぶ前に我々がライフルで射殺する」という風潮が南部州にはある。

まさにガンマン映画の世界だ。

③ZORE X

子供がイタズラしたことによる暴発事故が相次いでいる、ということは先に述べた。

1 2次のページ
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy