一人暮らしのお金調査【後編】 毎月の平均貯蓄額は3万1700円。貯め方のコツも聞いてみた

家賃に光熱費、通信費はもちろん、洋服代や趣味、化粧品代など、生活しているといろいろお金がかかります。前編では一人暮らしの生活費について紹介しました。「お金を貯める余裕なんてない!」という声が聞こえてきそうですが……。後編では実際一人暮らしをしている先輩たちが毎月どのくらい貯蓄しているか、その工夫などを聞いてみたのでチェックしてみてくださいね。
全体の4割が100万円未満。年収が上がるにつれ、貯蓄額もアップ
まず、現在持っている金融資産額を聞いたところ……
全体の4割が100万円未満と答え、次は100万円~200万円で11.2%でした。
年収ごとに見ていくと、年収300万円未満では100万円未満というのが一番多いのですが、年収300~350万円未満となると100万円未満は28.2%、100万円~200万円未満が25.6%となり、じわじわと貯蓄額が増えていきます。年収500~600万円未満になると、貯蓄額500万円~600万円未満というのが28.6%とトップで、年収が上がるにつれ、貯蓄額も上がるという構図となりました。
【画像1】金融資産額は100万円未満が一番多いが、1000万円以上というツワモノも14.0%いる結果に(出典/SUUMOジャーナル編集部)
平均3万1700円を貯蓄している結果に。男女別では男性のほうが貯蓄額が多い
次に、毎月どのくらい貯蓄をしているかですが、平均では3万1700円となりました。
年収別に見てみると、やや回答数が少ない年収帯もあるものの、250万円未満の場合は月9700円と1万円に満たないのですが、250~300万円未満になると2万600円とぐっと額がアップします。300~350万円未満では3万円とかなり頑張って貯蓄をしていることが分かります。350~400万円未満でいったん2万900円に減るものの、400~450万円未満では3万6300円と上がります。
男女別に見ると、男性の平均が3万6900円、女性の平均が2万6600円と、男性のほうがより多く貯蓄をしていました。これは、女性のほうが節約はするけれど、洋服代や化粧品代など男性に比べて出ていく額が大きく、貯蓄にまわすお金が少ないことが考えられます。
年代ごとでは、男性は20代より30代のほうが貯蓄しているのに対し、女性は30代より20代のほうが貯蓄額が大きく、男女で差が出る結果となりました。

【画像3】全体で見ると20代より30代のほうが貯蓄額が高いが、女性を見ると30代のほうが少ない(出典/SUUMOジャーナル編集部)