ジャーナリズムとクラウドソーシングを融合させたニュースメディア「WikiTribune」が誕生
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2001年に米国で創設された「Wikipedia」は、誰もが無料で閲覧でき、編集できるクラウドソーシング型のインターネット百科事典。
2017年4月現在、登録者数は6,700万人を超え、英語・フランス語・日本語を含む295言語で4,400万件以上の投稿が寄せられている。
そして、このWikipediaの生みの親でもあるジミー・ウェールズ氏は、2017年4月25日、“みんなによる、みんなのためのニュース”を標榜する新たなオンラインメディア「WikiTribune(ウィキトリビューン)」を開設した。
・ジャーナリズムとクラウドソーシングを融合させたメディア
「WikiTribune」は、ジャーナリズムとクラウドソーシングを融合させ、事実に基づく中立的なニュースを発信しようとしているのが特徴だ。具体的には、専門の経験とスキルを有するプロのジャーナリストが、正当な報酬のもと、取材や記事の執筆、ファクトチェック(事実確認)を行いながら、一般ユーザーもボランティアでその機能の一部を担い、コンテンツの信頼性や正確性を担保させることを想定している。
また、「WikiTribune」のニュース記事は、広告表示なしで、誰でも無料で閲読可能。
その運営資金は、Wikipediaと同様、読者を含む支援者からの寄付金によってまかなわれる仕組みとなっている。
・現在、クラウドファンディングを実施中
「WikiTribune」では、現在、ジャーナリスト10名を雇用するべくクラウドファンディングを実施中。
資金調達にめどが立ち、人員体制が整い次第、英語でのニュース配信からスタートさせていく方針だ。
Wikipediaで培った寄付金モデルやクラウドソーシングの仕組みをジャーナリズムと融合させることで、新しいニュースメディアのかたちが生まれるのか、注目されている。
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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